母親の首を締めていた強盗に傷害を負わせたナナ(AFTERSCHOOL)、正当防衛に該当

グループ「AFTERSCHOOL」出身の俳優ナナ(34、本名:イム・ジナ)のキョンギド(京義道)クリシ(九里市)の自宅に侵入し、強盗を犯した30代男性を制圧する過程で、ナナと彼女の母親が加えた傷害が、正当防衛と判決された。

22日、クリ警察署は、特殊強盗傷害の容疑で拘束された30代男性A氏を、24日に警察に拘束送致する予定だと発表した。

A氏は、15日午前6時ごろ、あらかじめ準備したはしごを利用して、ナナの自宅ベランダに上り、ロックされていない窓を通じて中に入った。家の中で、ナナの母親と出くわすと、凶器を突き付けて、首を絞めるなどの暴力を振るったことが分かった。

悲鳴の声を聞いたナナが、目を覚まし、母親を助けるために乗り出したことで、激しいもみ合いが起き、比較的に小柄な体格のA氏は、母娘のもみ合いの末に、腕をつかまれ、動けなくなった後、警察に通報された。

衝突の過程で、ナナと母親は、それぞれ負傷をし治療を受け、A氏もあごの部位に裂傷を負って、病院で治療を受けた。


警察は、被害者と被疑者の供述、当時の情況などを総合し、ナナ母娘の行動が、刑法第21条1項の正当防衛に該当するのか、検討した。この条項は、「現在の不当な侵害」から、自己または他人の法益を防衛するための行為が相当な理由がある場合に成立すると規定される。

警察の関係者は、「被害者に実質的な侵害があり、これを防御する過程で、被疑者に深刻な傷害を加えてはいないと調査された」とし、「総合的に判断した時、被害者の行為は、正当防衛に該当すると判断し、立件しなかった」と明らかにした。

さらに、A氏は、拘束されてから2日で警察に逮捕過程で、ミランダ原則をきちんと告知しなかったとし、拘束適否審を提起したが、裁判所は、これを受け入れなかった。拘束適否審の申請により、拘束期間が延長され、警察は24日、A氏を拘束送致する方針だと伝えた。

調査過程でA氏は、「家に誰もいないと思って入った。芸能人が住んでいるところだとは知らず、生活費が足りなくて犯行に及んだ」と供述した。ナナ母娘とは、何の面識もなかったことが分かった。

 

WOW!Korea提供

2025.11.22