元フェンシング韓国代表ナム・ヒョンヒ、詐欺事件共犯の汚名晴らす

元フェンシング韓国代表ナム・ヒョンヒが、元恋人チョン・チョンジョ氏の詐欺事件の共犯という汚名を2年ぶりに晴らした。

13日、ナム・ヒョンヒの法律代理人法務法人ジヒョク所属のソン・スホ弁護士は自身のSNSに「勝訴の知らせを伝える」とし、「チョン・チョンジョから巨額の詐欺被害に遭った原告がナム・ヒョンヒ監督を相手に提起した11億ウォン(約1億1600万円)損害賠償訴訟で、ナム監督が全面的に勝訴した」と明らかにした。続けて「この1年10か月、えん罪を晴らすため最善を尽くした」と付け加えた。

ソン弁護士は「チョン・チョンジョ事件はすでに大きく報道され、多くの人が関心を持っているだけに裁判の結果を世間に知らせる必要があるだろう」とし、「これ以上、誤解や憶測が生まれないことを切に願いながら、今回の判決の主な内容を伝える」と話した。


ナム・ヒョンヒのフェンシング・アカデミーに通う子どもの保護者である原告A氏は、「非上場株に投資すれば毎月高収益が得られ、1年後には元金も保証される」というチョン氏の言葉に騙され、2023年4月から7月の間に6回にわたり約11億ウォンを送金。その後、チョン氏の詐欺行為が明らかになると、A氏はナム・ヒョンヒがこの事実を知りながら幇助したとして、損害賠償請求訴訟を起こした。

しかし、水原地方裁判所城南支院第3民事部は、12日の判決で原告の主張を棄却。裁判部は「ナム・ヒョンヒ氏もチョン・チョンジョの嘘に騙され、チョン・チョンジョが本物の財閥3世だと思っていたと見られる。ナム・ヒョンヒ氏も原告と同様、チョン・チョンジョの実態を知らなかった」と判断した。この判決により、ナム・ヒョンヒはチョン・チョンジョの共犯というレッテルをはがすことができた。

ただし、ナム・ヒョンヒは昨年6月、ソウルフェンシング協会から除名され、同年8月にはソウル市体育会スポーツ公正委員会の決定により、指導者資格停止7年の処分を受けた。そのため、彼女は2024年8月22日から2031年8月21日まで指導者として活動することができない。ナム・ヒョンヒ側は「今回の判決が誤ったレッテルと誤解を解き、新たな出発のきっかけになることを願っている」と述べた。

WOW!Korea提供

2025.09.14