イベントの後半に突入すると、ダンサーと共にステージに登場したパク・シネは、BLACKPINKのJENNIEの「Like JENNIE」、aespaの「Whiplash」、IVEの「Rebel Heart」といった多彩なダンスナンバーをこなし、会場を大いに盛り上げた。
久しぶりのダンスの披露について、「練習は1週間くらいです。6呵ら7回くらい練習しました。ファンの皆さんの前で踊るのはとても緊張しました。韓国で2年前にしたファンミーティングでダンスを披露したのですが、その時のみなさんの反応がすごく良かったので、次回は最後のパフォーマンスとしてお見せしなければならないと思い、準備しました」と明かした。「もうこれ以上はつらくて大変です。もう関節も痛いですし、体力的につらいです」と息を切らしながらも、もう一曲準備してくれたという彼女は、NewJeansの「How Sweet」を披露。しなやかかつ軽やかなステップ、キレのある動きで会場を盛り上げた。
続いては、カバンの中身を見せる特別コーナーへ。お財布は中身まで見せてしまう、サービス精神たっぷりの神対応。日本語で「領収書〜」と伝え、ホテルのカードキーや名刺まで披露し、うっかりクレジットカードまで見せようとしてしまい、司会者に止められる一幕もあった。現金を持つ理由については、「一蘭や油そばを食べるときに必要」と語り、会場からは笑いが。さらに「昨日、表参道を上がったところに一蘭があるじゃないですか。昨日は週末でもあったので、一蘭の前に本当にたくさんの人が並んでいました。わーこれ、すごいなー、これって明け方までかかるんじゃないって思いながら通り過ぎました」と、東京でのエピソードをにこやかに語った。
さらに、カバンの中からは香水やヒアルロン酸入りの人工涙液、リップバームなど、次々と紹介。中でもクッションパウダーについては、「売り切れたら困るので(笑)」と、ブランド名こそ明かさなかったものの、包み隠さず公開してしまうような気取らない姿に、ファンからは思わず笑みがこぼれた。
イベント終盤は、ファンと一緒に盛り上がる「マルバツクイズ」のコーナーへ。最後まで勝ち残ったファンに向けて、スペシャルなプレゼントが用意されていた。
「いま私が食べたい甘い間食はなんでしょう?」(甘いプリンであればマル、みたらし団子であればバツ)という質問では、マルを選択したパク・シネ。理由は「始まる前にプリンを食べたんです。日本に来ると必ずプリンは食べるのですが、NewJeansのダンスを踊ったら、糖分が下がってしまったので、プリンが食べたいと思いながら楽屋に戻りました」とエピソードを明かし、会場の笑いを誘った。続いて、「日本で旅行をするなら?(マルは冬の箱根で温泉旅行、バツは夏の沖縄でスキューバダイビング)」という質問には、マルを選択。昨年に行った箱根が良かったという理由で選んだそうだ。ただし、沖縄にも行きたいという彼女は、この選択肢にはない、「沖縄ではスキューバダイビングよりサーフィンをしたい」と話した。そのほかにも「ファンと一緒に観たい映画」や、「シネがファンに教えたいポーズ」、「朝起きてからするルーティン」、「おすすめする夕食は?」といった質問が続き、見事に勝ち残った4人のファンには、パク・シネが用意したプレゼントと、彼女とのセルカ撮影という、忘れられないご褒美が贈られた。
あっという間に訪れたお別れの時間・・・。「時間が経つのは本当に早いですね」と名残惜しそうに語りながら、パク・シネは「ファンミーティングをする前にファンのみなさんと一緒に写真を撮る時間があったのですが、本当に昔から応援してくれているファンの皆さんがいらっしゃいました。私が2009年に『美男<イケメン>ですね』という作品を通して日本のファンの皆さんに顔が知らせるようになってから、年に1回は日本でファンミーティングをしていたのですが、その時から私のことをずっと応援してくださる方、こうして会場を埋めてくださる皆さんがいらっしゃいます。本当に長い時間が過ぎました。私が過ごしてきた日々を振り返ってみると、私のことを愛してくれるファンの皆さんにありがたいなと思うと同時にとても幸せだなと思っています。皆さんのそういった愛情や私のことを大切に思ってくださるその思いによって力となり今まで歩んで来ることができたのだと思います。この場を借りて、長い間私を愛してくれる思いに対して感謝します」と、感謝の気持ちを伝えた。
そして最後に、「韓国に戻ったらすぐに次のドラマの撮影があります。実は次回の新作の撮影は今週から始まりました。1日も早くその作品を皆さんにお見せできるように頑張って撮影に臨みたいと思います。また来年この場で皆さんに会えることを願っています。その時までどうぞ皆さんお元気で、お幸せに過ごしていただき、皆さんが叶えたいという全てのことがうまくいくことを願っています。皆さんが私のことを応援してくれる、それと同じように私も皆さんのことを応援していますので、また必ず皆さんにお会いできることを願っています」と、再会の約束をし、ファンとの思い出がたくさん詰まっているという「Arm Pillow」を披露。「♪一日一日が夢のよう あなたのおかげで まだ言えていない大きな愛をあなたの心に置いてくるわ」と、照れくさそうに伝える愛を、柔らかな歌声で届け、ファンの心を癒した。
歌い終えると、「皆さん、本当にありがとうございました。またね〜」と日本語で明るくあいさつ。あたたかな拍手に包まれながらステージを後にした。本編終了後には、来場者全員へのお見送り会も行われ、近い距離で交わされる眼差しや笑顔が、この日特別な1日であった事を物語っていた。
笑顔、ユーモア、真摯な言葉。どの瞬間にもパク・シネの人柄があふれていたファンミーティング。俳優として、ひとりの人として、変わらずにファンと心を通わせ続ける彼女の姿に、きっと多くの人が、改めて彼女を好きになったに違いない。“TALK”をテーマとした今回の時間は、まさに心と心が響き合うような対話のひととき。これからもそんな時間を重ねながら、ファンとの思い出はさらに深まっていく事だろう。
取材:Korepo(KOREAREPORT INC.)
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