カヒは、「特に父は暴力的な部分もあった」とし、「ある日は、母が父に殴られて、布団に血がべっとりついていたんですが、それをお風呂場で、静かに洗っているのを見たことは、いまだに覚えている」と、衝撃的な経験を伝えた。
言葉をつないでカヒは、結局涙を見せた。彼女は、「姉からも私を妹として大切にしてくれていると1度も感じたことがないし、兄も私を殴った」とし、「何かあったら殴られるのが、私には当然のことだった。あらゆるもので殴られた。棒、ホース、ベルト、ハンガー…家の中のあらゆるもので殴られた。兄もそうだったし、母が私をそうやって殴った」と明かした。
それにも関わらず、「母の立場としては、とても余裕がなかったように思う」と、理解する姿を見せたカヒ。「私もそこに順応せずに、ずっと母方の実家からもらった愛を、まったく同じように望んだから、満たさないから万引きもしたりした。母にとって、私はただ言う事を聞かない、心配をかけるためだけに息をしているような子どもだった」と話した。 続けて、「父があれほど偉かったが、事業に失敗してから、そのプライドのせいで再起できなかった。それで、母は十数年、生活費をもらうことができなくて過ごしていたから、心理的、経済的にとても余裕がなかったはずだ。今考えてみたら、非常に気の毒だ」と伝えた。
またカヒは、「私ならそうやって生きることができただろうか。今は私も大人になって、子どもも産んでこうしているから、母が離婚せず、逃げもせず、いてくれたことがありがたい」とし、「父はすでに亡くなっている。母が父に寄り添い続けてくれたことが、とてもありがたい」と、涙を流して注目を集めた。
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