「イベントレポ」オ・マンソク、ユ‧ジュンサン、朝夏まなと、加藤和樹、 別所哲也出演 !!『 JAPAN-KOREA Friendly Concert 』日韓ミュージカルスターの饗宴!! 楽しさが会場中に浸透した大盛り上がりのコンサートに!

そして加藤が2025年の秋に上演が決まっている「マタ・ハリ」から「戦いが終わっても」を力強く歌い、続いて朝夏が「マリー・アントワネット」の「100万のキャンドル」を歌唱。表現力に磨きがかかってその世界観に容易に引き込まれる。夜の部では加藤が「デスノート」から「ゲームの始まり」、朝夏が「フランケンシュタイン」から「その日に私が」を選曲。最初の音が鳴った瞬間に役に入り込む二人の歌に、日本のミュージカルスターとしてのプライドを見せた。

 

コンサートの締めくくりは、マンソクによる「ラ・マンチャの男」から「見果てぬ夢」を、後半には語りかけるように韓国語から日本語に切り替えて歌い上げた。一方、別所は「レ・ミゼラブル」から自身が演じたジャン・バルジャンではなく、ジャベールの「Stars」で穏やかさと悲哀を併せ持った人物像を見事に表現する歌唱を見せた。夜の部では、昼の部でそれぞれが歌唱していた曲をサプライズ披露する。別所が「見果てぬ夢を」、マンソクが「This is the moment」を熱唱し会場が感動で包まれた。

 

最後は全員で「ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル」の「Your Song」を歌い、5人の熱量と技量が重なり合って会場全体が幸せな一体感で最高潮に。アンコールは「キンキー・ブーツ」から「Raise you up」を客席総立ちになり大歓声の中コンサートは終了した。

楽しい!このひと言に尽きるコンサートだった。何よりステージ上にいる5人の役者たちが誰よりも楽しく歌っていたし、そして、すべての観客を楽しませようとたくさんアイデアを出して臨んだことが感じられ、彼らの心が観客に伝わり、楽しさは会場中に浸透したコンサートだった。この瞬間に立ち会えた観客の帰り道の足取りはきっと軽やかだっただろう。そして音楽は国境をも軽やかに超えていくことを実感した。これからもたくさんの作品が日韓&韓日を行き来することを願ってやまない。そしていつか、両国の役者がアジアオリジナル作品で舞台に立つことを夢見てもいいだろう。

 

なお、国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2025」は6/11まで都内各所で開催中!

https://www.shortshorts.org/2025/

撮影:阿部章仁

《ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2025

「JAPAN-KOREA Friendly Concert」概要》

出演者:オ・マンソク ユ・ジュンサン 朝夏まなと 加藤和樹 別所哲也

音楽監督:宮崎誠

開催日時:2025年5月31日(土)

昼公演 客席開場12:30/開演13:00

夜公演 客席開場16:30/開演17:00

 

会場:TAKANAWA GATEWAY CITY THE LINKPILLAR 1 B2F

TAKANAWA GATEWAY  Convention Center LINKPILLAR Hall A・B

 

主催:ネルケプランニング  https://www.nelke.co.jp/contact/

共催:ショートショート実行委員会/ TAKANAWA GATEWAY CITY

協力:日韓国交正常化60周年記念事業

企画・構成・制作:ASOViVA

宣伝・制作:る・ひまわり

 

◆ショートフィルムの国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア2025」

https://www.shortshorts.org/2025/index.html

2025.06.01