*逆境を迎えた鋳鉄、挫折しても再び立ち上がる強靭さ
初恋で最後の愛エスン、そして目に入れても痛くない3人の子供クムミョン、ウンミョン、ドンミョンの父親となったグァンシクは、若い年齢で家長という名前の重さを実感しながら苦い成長痛を迎えた。自身の実家からエスンを保護しようとして家族との不和を経験したり、目に入れても痛くない末っ子ドンミョンを事故で失ったりもした。いつも頑張っていた彼が大きな悲しみの前で空しくも崩れて呆然とするシーンは、数多くの視聴者の涙を誘った。パク・ボゴムは歳月を経てさらに頼もしくなるグァンシクのたのもしい姿を目つきと表情で表現した。
*いつも子供の後ろから守る父親のあたたかさ
デビュー以来初めて父親役に挑戦したパク・ボゴムは、より成熟した演技で以前にはなかった顔を見せた。子供の死という悲劇の前で座り込んだが、遅になって別の子供たちの悲しみを推し量って抱きしめる姿は、ぎこちなくも父親になっていくグァンシクの姿そのものだった。また、目の中に入れても痛くない娘のクムミョンが人生の階段をひとつずつ上がるたびに「だめだと思ったらバック。父さんはいつも後ろにいる」と励ます姿は視聴者を感動させた。子供のためなら何でもできる父親になり切ったパク・ボゴムの好演が光を放った。
こうしてパク・ボゴムは「おつかれさま」で少年期と青年期を経て中年になっていくグァンシクとして新たなキャラクターを再び誕生させた。体重の変化や扮装もまったくない見た目の変化、ある人物の一代記のうち幅広い時間を描き出すために内面を理解して人物を立体的かつ多彩に表現することに成功した。
パク・ボゴムは5月31日に初放送されるJTBC新しいドラマ「グッドボーイ」で視聴者を訪ねる予定だ。