特に、イ・ジェフンの優れた緩急調節が、交渉時に広がる企業間の激しい議論の場で光を放った。ソフトながらも明確な話し方で相手の心を開き、情報を正確に伝え、交渉過程に信頼度を加えた。価格を下げてくれという相手の提案をものともせず目標額を受け取るシーンは、イ・ジェフンのディテールな演技で爽やかなカタルシスをプレゼントした。

また、共に交渉を引き出すM&Aチームのチームのメンバーはもちろんのこと、D&I代表のチ・ヨヌ(イ・チェウォン)との交渉過程でも、イ・ジェフンは相手俳優と幻想的なシナジー効果を発揮し視線を集めた。イ・ジェフンは、イ・チェウォンとしっかりとした演技テンションを形成し、笑顔の背後で相手の心を見透かす心理戦で緊張感を吹き込んだ。

また2話の末では、ユン・ジュノが作戦に言及する場面では、イ・ジェフンが生み出したカリスマが深い印象を残した。柔らかい雰囲気を与えていたメガネを外し怪しげな視線でキャラクターに対する無数の推測を誘発し、次話に対する期待を高めた。これに、独特な“演技の技術”で企業の存廃をかけた交渉の世界を描いているイ・ジェフンの活躍が期待されている。

イ・ジェフンの熱演に支えられて初放送以後、OTTコンテンツ統合検索プラットフォーム「KINOLIGHTS」のランキングで上位圏を占めているJTBC土日ドラマ「交渉の技術」は、15日午後10時30分に3話が韓国で放送される。