これにイ・ドンフィは「私もそれではドンミン兄さんと言わなければならないのか」とし、チャウヌは「あ、悪くないね」と答えて笑った。それにもかかわらずチャウヌはまた丁寧に「気楽に私がイ・ドンミン兄さんと言ってもいいか」と尋ねた。イ・ドンフィは「ただ兄だと、気楽に呼べ」として「酒をたくさん飲んだら間違えることもあるだろう」とからかった。
4人が行く場所はフィンランドのラップランドだった。ここは白夜の土地として知られ、地球の北の屋根と呼ばれる世界の果ての都市だった。人の歩かない、秘密の楽園と言われてるところでもある。しかも、人の数より動物が多いというヨーロッパの最後の野生だ。
イ・ジェフンは、自炊をしたことがなくて知らないことが多いと心配し、イ・ドンフィもそうだと言った。末っ子のクァク・ドンヨンはふたりの兄が何もわからないととても心配した。さらに、4人が行くことになる間借り部屋は、インターネットがまったく使えないという。これを聞いたクァク・ドンヨンはオフラインの地図をあらかじめダウンロードしてほしいと言った。パワーJの末っ子の姿に兄たちは安心した。
チャウヌの場合は、自宅で料理の練習をして、この過程で弟まで公開されて注目を集めた。こうしてフィンランドに行く準備を終えた4人は、本格的にラップランドに向かった。ロヴァニエミ空港に降りた4人は両替をして車を借りた後、運転をして間借り部屋に出発した。
運転はチャウヌがした。この過程で同じ1997年生まれのチャウヌとクァク・ドンヨンはお互いに誕生日を聞いて年齢の順番を整理した。その後4人は、トナカイバーガーという新しい食べ物に触れ、間借りをする場所で自然を感じた。