チ・チャンウクが表現したユン・ギルホは、怒りや絶叫のように劇的な感情だけを盛り込んだわけではない。過去の感情の反復、瞬間瞬間の苦痛、怒りの爆発などをチ・チャンウクは複合的で圧縮されたキャラクターの感情に込めて見る人を説得するように描いた。繊細だが強烈な演技は劇の転換点ごとに強い印象を残し、「江南Bサイド」を予想以上の完成度と深さを持つ作品に作り上げた。

こうしてチ・チャンウクは「江南Bサイド」を通じて演技力とグローバルな人気を共につかみ、これまで積み重ねてきた演技力を再び証明した。
ただ単に大衆の愛を受けるだけのスターではなく、鮮やかなキャラクターを作り、視聴者を引き付ける演技力で作品をリードする俳優としての位置を確立したのだ。これに前作「最悪の悪」のアンダーカバーの刑事とは全く違ったスタイルのキャラクターを見せ、彼の広い演技力も証明した。
一方、27日にディズニー+で公開される「江南Bサイド」の残った2つのエピソードでユン・ギルホがどんな結末を迎えるかに全世界の視聴者の注目が集められている。