最近5年間、悪意的な商標の先占行為の疑いがある出願特許が2500件を超えたという分析が提起された。

1日、国会産業通商資源中小ベンチャー企業委員会所属とともに民主党のホ・ジョンシク議員が、特許庁で受けた国政監査資料によると、2020年から今年8月まで悪意的商標先占行為疑審者の出願特許が、2523件と集計された。

年度別では2020年1207件、2021年1291件、2023年11件、2024年14件などだ。 この期間累積した悪意的商標先占行為疑惑も77人と調査された。

特に2020年、新型コロナウイルスのパンデミックとデジタル転換の流れの中で、21人が悪意的商標先占行為疑惑に新たに指定された。

2021年、「BTS（防弾少年団）」とそのファンクラブ“ARMY”が使ってきた新造語“ボラヘ”を、ネイルアート会社が商標登録出願して取り下げたのが悪意的商標先占の代表事例だ。

“ボラヘ”は2016年11月、「BTS」のファンミーティング当時、「BTS」のVがその場で作った言葉だ。 ファンたちが「BTS」公式ペンライトであるARMYBOMBに象徴カラーである紫色のフィルムをかぶせて公演場を紫色でいっぱいにした姿を見て感激したVが「ボラへ」と言ったのが始まりだ。

“ボラヘ”が有名になると、あるネイルアート会社がこれを商標権出願を試みたが、ARMYたちの反発が続くと、該当会社は公式謝罪と一緒に商標出願を取り下げた。

これと共に、2019年にEBSYouTubeチャンネル“ジャイアントペンテレビ”のキャラクターである「ペンス」を第三者が商標登録出願したが、否定目的出願などの事由で拒絶が決定された。

また、2019年に有名トロット歌手の名前である“ソン・ガイン”を、第三者が商標登録出願したが、著名な他人の声明および誤認・混同事由で拒絶決定された。

ホ議員は、「悪意的商標先占行為は、不要な行政力を無駄にし、創意的な起業家精神を低迷させる」とし、「悪意的商標先占行為を繰り返す出願人に対する高強度な制裁が必要であり、被害を受けた企業と企業人に対する補償・保護対策の樹立も緊急だ」と、話した。

 

WOW!Korea提供