撮影序盤は少しぎこちなさを維持し続けた。 そして、ドラマが展開され、劇中の関係のように近づきながら出てくる姿を自然にカメラに収めようと努力した。お互いに気楽になったので、ロマンスのシーンやセリフの部分もはるかに自然に出すことができたと思う。
Q. 劇中のテピョンの成長も際立つ部分だったが、これを通じて伝えようとするメッセージがあったとしたら?
テピョンがミレを見て、自分のような心を持った人がほかにもいるんだという共感を大きくする。「僕はこうじゃなかったのに、ああいうこともあるんだ」とも思うようになるし。避けてばかりだったことを解決しようとし、ぶつかって自分の傷を治癒しようと努力するテピョンが本当に誇らしかった。僕たちのドラマを通じて誰もが隠したい過去の傷やトラウマがあるはずだが、1度勇気を出してそれを破ってみれば良い結果があるというメッセージを伝えようとも思った。
Q. 1番記憶に残るセリフやシーンがあるとしたら、どこか?あるいは念入りに準備したシーンは?
7話でミレに家庭史を淡々と告白する部分が1番記憶に残っている。テピョンが人生で初めて誰かに自分の話をする時間だっただろう。淡々と話そうとしたが、好きな気持ちが飛び出る、その感情をよく表現したかった。「分からなくて聞くんですか?」というセリフをどうすればうまく生かすことができるか考え、前に上がってきた感情をよく整理しながら独白したことを思い出す。
Q. 最後に視聴者に一言。
「家いっぱいの愛」、そしてテピョンを愛してくださって 本当に感謝している。久しぶりにドラマであいさつをして若干の心配とワクワクが共存したが、多くの人に愛していただけたよう本当に幸せだ。
先日、行きつけの店の社長が「ドラマがとても心温まる内容で面白い。そして本当にかっこよかった。演技を続けてほしい」と褒めてくださったが、「ああ、本当にテピョンというキャラクターに出会って褒め言葉ももらえて申し分ない」と思った。心から幸せだったし、これからこの幸せを伝えられる作品でみなさんのもとをお伺いしたい。さらに成長して現れるので、これからもたくさん応援して褒めていただけるとありがたい。