本公演では、新曲のほかにもファン待望の初披露楽曲など全13曲を披露。ゲーム企画やトークコーナーなど、JAMとの交流を深めました。28日(日)には、全国4都市をまわるライブツアー『JO1DER SHOW』(読み:ジェイオーワンダーショー)の開催をサプライズで発表。さらに、昨年初めてのドーム公演となった『2023 JO1 2ND LIVE TOUR ‘BEYOND THE DARK :RISE in KYOCERA DOME OSAKA’』のDVD・Blu-rayを今秋に発売することも発表しました。
2日限りのスペシャルなライブパフォーマンスでJAMを魅了し、JO1とJAMの強い絆を感じられるステージとなりました。
今回の会場、「Kアリーナ横浜」で撮影されたオープニングVTRが流れると、メンバー11人がアリーナの通路を練り歩いて登場。シティポップ調のサ
マーソング「STAY」を歌いながら、アリーナ中央のアイランドステージを経て、メインステージへ上がりました。「STAY」は3年前、メンバーのプロデュースに よりMVが夏の海で撮影された楽曲。冒頭から会場を夏気分一色に染め上げます。そして河野純喜の「JAM、愛してるよー!」という叫びから、5月のリリースからロングヒットを記録中の最新シングル『HITCHHIKER』より「Love Seeker」をエネルギッシュにパフォーマンス。JAMからは大きな声で掛け声が飛び、場内は一体感に包まれました。
黒髪にチェンジして新鮮な印象を与えた白岩瑠姫は、少年時代に会場の近隣でよくサッカーをしていたと述懐し、舞台に立てる感慨をしみじみと語 りつつ「僕を幸せにしてくれてありがとうございます。今日は僕がたくさん幸せにします」と宣言。また豆原一成は「昨日より仕上げてきました!」と筋肉をアピールし、11人が個性豊かな自己紹介を繰り広げます。
そしてJO1公式YouTubeチャンネルでの番組、『Hi!JO1』内で人気を博した企画「購買ダッシュ」のコーナーへ。メンバーが客席通路を全力疾走して、三輪車、あっちむいてホイ、けん玉、腕相撲といったミッションに挑みます。華麗な俊足を発揮しつつ、ボケを挟むことも忘れずにJAMを盛り上げます。
記録上位のメンバーから、このあとのパフォーマンスで着る衣装を選ぶことができ、犬やペンギンの着ぐるみ、チアガール、スケバンなどさまざまな衣装にチェンジ。コスプレを楽しみながら「Test Drive」が披露され、この日限りの賑やかでレアなステージが展開されました。
続いてスクリーンには、2020年、JO1のデビュー直前に行われた『JO1 1ST FANMEETING』の映像が。まだ初々しさに包まれたメンバーのトークを観客はしみじみと見つめ、11人の4年間の変化と成長を噛み締めるように、時折温かい笑いが起こります。中盤のライブパートでは、デニム衣装に着替えたJO1が、そんな結成初期からのギャップを見せるように“攻め曲”を立て続けに披露。複雑なフォーメーションで圧倒する「SuperCali」、川西拓実が作詞作曲を手がけたファンクチューン「HAPPY UNBIRTHDAY」、そしてライブの定番曲である「Trigger」をたたみかけ、爆発力の高いパフォーマンスを存分に発揮します。
事前にファンクラブ会員から寄せられたお悩みにメンバーが答える「JO1のお悩み相談コーナー」では、「大学生の息子にLINEを送っても既読にならない」「地元を離れて寂しいときはどう過ごせばいいか」などのお悩みへ、メンバーが自分の体験談を交えて真摯に回答していきます。そして最後に川尻 蓮が「僕も悩みがあって、僕の大切な人がもうすぐ誕生日なんですけど…」と切り出すと、翌7月29日に26歳になる佐藤景瑚の誕生日を、サプライズ でお祝い。キリンのケーキが運び込まれ、JAMとメンバーがバースデーソングを大合唱しました。佐藤は飛び跳ねて喜びながらも、感慨深げな表情を浮 かべ、「僕たち5年目ですが、まだまだJO1と一緒にいたいし、JAMと一緒にいたいし、いろんなところに行きたいです。27になっても、28になっても、29、30になっても、一緒にいてください!」と心からの思いを伝えました。
今回のイベントがライブ初披露となった楽曲たちも、JAMを大いに沸かせました。『HITCHHIKER』に収録されたユニット曲はそれぞれ違った魅力を 持っており、メンバーは2つのユニットに分かれて、巧みな表現力で魅せていきます。與那城奨、川尻蓮、佐藤景瑚、川西拓実、⽊全翔也、鶴房汐 恩による「Lied to you」では、片思いの相手に告白する主人公の切ない心情をメンバーが感情をたっぷりと込めて歌い上げ、ソファやベッドを使ったムーディな演出も。一方「『あなた』を誘惑して離さない」という情熱的なナンバー「Sugar」では、ファンキーなベースラインに乗せ、白岩瑠姫、河野純 喜、大平祥生、金城碧海、豆原一成が、スタンドマイクの前で甘く色気のある歌声を披露しました。「RadioVision」では、「思い出になるいつか今日も」という歌詞を体現するように、肩を組んだり顔を見合わせたり、和気あいあいとしたムードを放つJO1。そして「Love & Hate」のイントロが流れると、場内に大きなどよめきが起こります。2022年リリースの2ND ALBUM『KIZUNA』に収録され、JAMがパフォーマンスを待望していた楽曲で、ついにこの日が初披露となりました。フロアを使ったセクシーなダンスと、口笛の音色に合わせて笛を吹くような振付が盛り込まれたパフォーマンスに、JAMの 悲鳴が止まりません。
大熱狂のまま、メンバーから初めて訪れる都市を含む、4都市でのライブツアー『JO1DER SHOW』の開催が発表されると、JAMからは、待ってましたとばかりに割れんばかりの歓声が。河野は「今年から 『JO1DER SHOW』を通して、JO1の音楽が持っているストーリーをもっと新しいステージでお見せしようと思います!楽しみにしていてください!」と期待を煽り、川尻は「いっぱい会えるよ、みんな!」と笑顔で呼びかけました。
そしてメンバー11人からJAMへ感謝の手紙を1人ずつ読むことに。
金城碧海 「いつも支えてくれてありがとう。みんなの期待に応えられなかったり、心配させてしまうようなこともあるけど、デビュー当初には考えられなかったこともできるようになってきたよね。それも全てみんながそばにいてくれるおかげです。僕の大切しているもの、みんな知ってる?JAMと過ごした思い出です。1つお願いがあります。ずっとJAMのそばにいさせてください。今日はありがとうございました。」
與那城奨 「僕らがコロナ禍で苦しんでる時、全力であきらめずに支えてくれてありがとう。あの時のみんなの応援があったからこそ、今の僕たちがあると思います。オンラインから始まって、JAMのみんなの前に立つまで結構時間がかかっちゃったけど、僕たちを信じて待っていてくれてありがとう。初めてのライブ、あの時のみんなの表情、全部覚えています。これからもあの時の思いを忘れずに頑張っていこうと思います。これからも宜しくお願いします。ありが とう。」
白岩瑠姫 「暑い日が続いていますが、熱中症とか体調は大丈夫ですか?ご飯いっぱい食べて、たくさん寝て、自分の身体を一番大事に、これからもたくさん生きてください。なぜなら僕にはJAMが必要だからです。いつも可愛く、かっこよくしてきてくれてありがとう、と伝えているけど、今日が一番可愛かったです。今まで本当に好きだったよ。これからは愛しています。」
佐藤景瑚 「JAMへ お元気ですか?僕は元気です。そっちではうまくやっていますか?僕はやっています。麻婆豆腐は好きですか?僕は好きです。そんなことは置いといて。こうしてJO1になって、JAMと出会って幸せな人生になりました…か?JAMは幸せです。(メンバーから「逆やな」とツッコミが入りながら)JAMのおかげでJO1がここまで大きくなりました。JAMには感謝してもしきれないです。僕たちJO1は絶対世界に行きます。いや、絶対に世 界に連れて行きます!いや、一緒に行こう!」
大平祥生 「いつも本当にありがとうございます。JAMと出会ってデビューしてから、僕の世界がいっきに輝きました。たくさんの人が僕たちに会いに来てくれるんですけど、学生さんだったり、社会人で頑張っている人だったり、中には、病気を抱えて、それでも頑張って会いにきてくれる人がいて、そんなたくさんの人の希望になれていることが本当に幸せで、でも時に、その役割を自分に果たせるのかなと考えることもあるんですけど、自分なりにJAMを幸せに できるかなって考える時間が僕自身の幸せにもなっています。これからも僕たちについてきてください。大好きです。」
鶴房汐恩 「もし、この状況が嫌な時。どうくぐり抜けよう?どう壁を乗り越えよう?となった時。子供の頃を思い出してください。嫌なことがあった、壁にぶち当たった、そんな時どうしていましたか?そうなんです。駄々をこねたり、泣いたり、感情的になっちゃったり。そうやってもっと人間味を出していいんです よ。嫌なら嫌と、やりたいならやりたいと、思うだけじゃなく言葉にして言いましょう。世の中理不尽なことばっかりですよね。そんな世界でも、光を見つけていきましょう。」
河野純喜 「今日はJAMにいっぱいありがとうを伝えたいと思います。いつもライブに来てくれてありがとう。綺麗な声で歓声を聞かせてくれてありがとう。僕たちのリリースをいつも盛り上げてくれてありがとう。毎年誕生日を祝ってくれてありがとう。僕たちの毎日を支えてくれてありがとう。僕たちを選んでJO1 にしてくれてありがとう。そして、僕の歌を聞いてくれてありがとう。JAMにはもらってばっかだなと思います。少しの恩返しかもしれないけど、JAMがいる限 り、いてくれる限り歌い続けたいなと思います。それが僕の夢です。これからも一緒に歩もうね。」
川尻蓮 「(巻物を取り出して、メンバーから「長っ!」と突っ込まれながら)いつもこういう場で話す時、涙を流してしまうことが多いので、今日か感謝祭ということで楽しくありがとうを伝えたくて、この巻物のボケを一生懸命考えました。面白かったですか?(圧)僕はJAMのことが大好きです。僕らを 見ているあの時のあの顔が大好きです。届けようと頑張っているあの声が大好きです。僕は欲張りなので、その全てをこれからもずっと愛させてくださ
い。」
豆原一成 「こうやっていつも会いにきてくれること、本当に感謝してもしきれないです。僕はこれからもみんなと一緒にずっと進んでいきたいと思います。みんなももし良ければこれからも応援してくれると嬉しいです。今後をJO1のメンバーとして成長して、かっこいい漢になるので、期待していてください。JAM、全員大好きです。とにかく前へ。豆原一成より」
⽊全翔也 「いつも本当にありがとう、僕たちがいろんな場所でパフォーマンスできるのは、お互い苦しい期間もあったけど、僕たちJO1と一緒に走ってきてくれたおかげです。JO1はたくさんの人に、JAMたちに支えられてるんだって実感しました。そして、これだけは胸を張って言えます。JAMは最高の“メン バー”です。いつもそばで見守ってくれることがめっちゃ心強いです。これからもずっと僕たち11人を応援していてください。ありがとうJAM。そしてこれからも よろしくね。」
川西拓実 「今日は手紙を書く機会をいただいたので正直に全て話そうと思います。今、僕は悩み事があります。それは自分の未来のことです。JO1になってから、とりあえず今を頑張ろうと走ってきました。ただ心の中では未来のことがとても不安で、もしJO1がなくなってしまったら、JAMがいなくなってし まったらと考えてしまいます。だからもしそうなってしまってもJAMの皆さん、そしてJO1のメンバー、スタッフの皆さんの心の中でJO1が生き続けてほしいです。そのために僕は今伝えたい音楽を作るし、伝えたい気持ちを表現していきたいです。こんなに自由で頼りない僕の隣にいてくれてありがとう悩みも不安もあると思います。そんな時は、僕でも悩んでるんだから大丈夫って思ってほしいです。足踏みだっていい。果てるまで生きてやりましょう。明 日も晴れるよ。」
時に笑いあり、時に感動を呼ぶ文面が、JAMの心を温めます。そして本編のフィナーレを飾ったのは、JO1メンバーにも人気の高い「Blooming Again」。未来への希望にあふれた歌詞が印象的なバラードで、11人が全員揃ってライブで披露するのは今回が初めて。JO1が手を振るのに合わせ て客席ではブルーに染まったペンライトが左右に揺れて美しい光景が広がり、目を潤ませるメンバーの姿、そして涙する観客も見られました。
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