「コラム」韓国の会社事情「次長」

韓国の会社に行って名刺交換をするとよくわかります……実に、「次長」という役職が多いのです。しかし、今一つわかりづらい。果たして、「次長」というのは、どんな肩書を意味しているのでしょうか。

どこの次長?
韓国は序列を重んじる社会風潮が強く、肩書が日本以上にモノを言います。会社組織はその典型であり、役職によって歴然とした格差があります。
日本では係長、課長、部長という具合に役職が上がっていきますが、基本的には韓国も同じです。
けれど、韓国の組織でわかりづらいのは、「次長」というポストが非常に多いということです。
日本では、課長と部長の間の役職として次長が認識されていますが、このポストがない場合も多いでしょう。
一方、韓国では初対面のときに名刺をもらうと、何度となく「次長」という肩書を見かけます。
しかも、担当部署の表示がなくただ「次長」とだけ書いてあったりします。
経理部次長や営業部次長という表示だったらわかるのですが、何の担当部署名もなくただ「次長」と書いてあると、受け取る側も「一体、どこの次長なのだろうか」と困惑してしまいます。


実は、韓国における次長という肩書は、便宜上で付けられていることがよくあります。対外的に肩書がないと格好がつかないケースとか……。
それゆえ、名刺に次長と書いてあっても、額面通り受け取らないほうがいいかもしれません。
さらに「次長代理」という肩書もありますが、これは肩書のための肩書と受け取られても仕方がないでしょう。
また、韓国ドラマによく登場する「室長」や「理事」ですが、主人公を御曹司という設定にしたときには役柄に箔を付けるために「企画室長」や「理事」という肩書を付けているのです。
実際の会社組織で室長や理事が多いわけではありません。そういう点では、ドラマと現実社会はちょっと違いがあるようです。

文=「ロコレ」編集部
コラム:ロコレ提供:http://syukakusha.com/

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2024.07.20