「日本の好きなキャラクターを教えて」と問われたチキータが、「実は、ASAさんのようにクロミが好きです!」と答えた。またラミは「『BATTER UP』の好きなパートを教えてください!」という質問に「ルカさんのラップパート!」と答え、リクエストに応じて、RUKAの高速ラップを見事に即興で表現してみせた 。
さらにチームで1人3秒ずつ絵を描いていき、そのお題を観客が当てる「BM STUDIO」のコーナーも。正解するのが難しそうな珍回答イラストも飛び出したが、解答者として指名されたファンは、見事に全員が正解。ゲームの結果は引き分けに終わり、ご褒美として全員に王冠が贈られた。このほかサイン入りグッズを抽選でプレゼントするコーナーなどファンを楽しませるため、BABYBONSTERがさまざまなアイデアを出し合ってイベントを作り上げてきたことがうかがえた。
最後のパフォーマンスを前に、7人は順に挨拶。アヒョンが「今日来てくださった方々ありがとうございます。時間があっという間に過ぎてしまったような気がします。みなさんが集中してステージを見てくださり、感動しました。本当にみなさん愛しています。」と話すと、ファンからは温かい拍手が贈られた。またローラは「一緒に楽しんでくださり、ありがとうございます。東京でのファンミーティングを無事に終えることができて嬉しいです。」と話した。
本編最後のパートで7人は、スタンドマイクを前に圧巻の歌唱力を披露。昨年5月に公開されたプレデビュー曲「DREAM」では、デビューを控えた彼女たちの意志と覚悟が込められた歌詞が、練習生時代の映像や写真をバックに歌われて感動を誘う。またピアノの優しい旋律に乗せた「Stuck In The Middle」は、7人がアイコンタクトをしながら繊細に表現。そして「Last Evaluation」のグループボーカルミッション曲だった「Scars To Your Beautiful」(原曲:アレッシア・カーラ)では、メンバー同士肩を組み、終盤は観客とハンドクラップで一体に。全員がメインボーカル級の圧倒的な歌声で、重厚なハーモニーを響かせた。
本編が終わっても歓声とアンコールを求める声は止まず、その声に応えてBABYMONSTERがステージに再登場。Tシャツやキャップなどイベントのグッズを身につけて、「Stuck In The Middle(Remix)」を披露した。先ほどのバラード調の原曲とはうってかわって、ダンスも交えて笑顔あふれるステージが展開されていく。歌い終えたメンバーが振り返ると、観客の手にはサプライズで「これからも色んな景色を一緒に」と書かれたスローガンが。7人は感激した様子で、噛み締めるようにその景色を見渡していた。
ステージの最後を飾ったのは、この日が初公開となった「BATTER UP」のRemixバージョン。四つ打ちのビートに乗せてメンバーが跳ね回り、観客も一緒になってジャンプして、場内はまるでダンスホールかのように大盛り上がり。一体感に包まれ、華やかなエンディングを飾った。
会場の熱気は冷めることがなく再びアンコールの声が鳴り響く。それに応えるかのようにダブルアンコール曲「SHEESH」のロックバージョンを披露し、最後までイベントを通して、新人らしからぬモンスター級の実力と、等身大のチャーミングな魅力、そしてファンへの深い愛情を見せたBABYMONSTER。日本公演が皮切りとなったファンミーティングは今後、ジャカルタ、シンガポール、台北、バンコクでも行われる。