2PMは2008年に韓国でデビュー、日本でも2011年にデビューして以来韓国・日本・世界で“アジアNo.1野獣アイドル”として圧倒的人気を集めてきた。2016年10月に日本で東京ドーム公演「THE 2PM in TOKYO DOME」2DAYSを開催し10万人を動員した以後はメンバーの入隊のため2PMとしての活動は休止。各メンバーがソロ活動に励んでいたが、2021年6月、韓国で約5年ぶりのフルアルバム『MUST』を韓国でリリースしたのに続き、日本でもオリジナルミニアルバム『WITH ME AGAIN』をリリースしたが、 コロナ禍というのもあり完全体での来日は叶わず。しかしこの度、デビュー15周年を記念した公演で約7年ぶりの来日公演が実現。2016年の東京ドーム公演の最後に「I’ll be back」と約束の想いを込めて歌って以来、約7年越しの約束が叶って歓喜の再会となったのである。
2016年10月以後2PMとしての活動休止期間中にもそれぞれのソロ活動で各メンバーが目覚ましい魅力を発揮してきた2PM。直近では主演したNetflixドラマ「キング・ザ・ランド」が空前の大ヒットとなり俳優としても世界的に注目を集めているジュノがSpecial Single 『Can I』をリリースしたほか、ウヨンもSpecial Album (3rd Mini Album) 『Off the record』をリリース。2021年に「THE FIRST TAKE」出演で話題を集めたジュンケイや、俳優としてハリウッド進出を果たしたニックン、数々のヒットドラマへの出演で日本でも俳優としても大人気のテギョン、チャンソンなど、無敵の「アヴェンジャーズ」と言っても過言ではない6人のスーパースター・グループとなっている。そんなめまぐるしく成長した彼らの久しぶりの完全体の公演とあって、興奮せずにはいられない熱狂のライヴとなった。
チケット完全ソールドアウトで満員の有明アリーナで、オープニング映像の後、ステージ上でバックライトに照らされた6人のシルエットが映し出されると歓喜の大歓声が一斉に上がった。そしてジュンケイの歌声から始まったのは…そう、7年前に2PMが東京ドームで誓いを込めて歌った「I'll be back」が幕開けを飾ったのである。メンバーひとりひとりがスクリーンに映る度に歓声が。そして間髪入れずに「JUMP」「ミダレテミナ」「Hands Up」と2PMのハイテンションなパーティーチューンが全開のステージが続く。メインステージからセンターステージと駆け回り、跳ねまくり、会場のボルテージは一気に頂点に達した。そして「ただいまー!2PMです!」とメンバーが挨拶するとおおいに盛り上がった。
メンバーひとりひとりの挨拶のあと披露されたのは、「Make It」。2021年6月に韓国で5年ぶりにリリースされたフルアルバム『MUST』のタイトル曲だが、当時はコロナ禍で来日も叶わなかったため、今回のコンサートで日本では初披露となった。華麗なフォーメーションダンスで魅了し、休みなくパフォーマンスが続く中、MCパートでテギョン発案による「ジュークボックス」のコーナーが始まる。各メンバーがソロ曲やユニット曲を歌う思わぬ演出に観客も大喜び。続いて「日本デビュー曲も歌わなきゃですよね」と披露されたのは、2PMの記念すべき日本デビュー曲「Take off」。「飛行機ダンス」とも呼ばれる振り付けがおなじみで、観客一同サビでポーズを決めていた。さらにコンサートでは会場全員タオルを振り回す曲としてもおなじみ「NEXT Generation」で会場の一体感は完璧なものとなった。さらに15年前のデビュー曲「10 out of 10」で大盛り上がりに。映像が流れたあと、センターステージにスーツ姿で登場し披露したのは「My House」。活動休止期間中にふたたび注目を集め、世界的ヒットとなった曲だが、「今夜ぼくの部屋に来てよ」と、連れていってくれるような仕草のダンスに皆酔いしれた。ヒット曲が続く中、「I'm Your Man」ではセクシーなネクタイダンスに、はだけた肉体にくぎ付けとなり、熱狂の歓声が沸き起こった。
(2ページに続く)