前世で引き裂かれた恋人たちが繰り広げる素敵なファンタジー・ラブロマンス「コクドゥの季節」。U-NEXT独占先行配信、9月6日よりDVD発売&レンタル開始を記念して、7月3日、シネマート新宿(東京都新宿区)にて第1話上映会が開催された。上映後は、韓国イベントの司会で知られる古家正亨さんと、30年以上にわたり韓国取材を続けるジャーナリストの慎武宏(シン・ムグァン)さんが登壇しトークショーが行われた。
上映終了後、1話の余韻がまだ残る中で登場したMCの古家正亨さんが、ジャーナリストの慎武宏さんを招き入れて、ドラマについてのトークが開始。早朝もう一度作品を見て今日の席に臨んだという慎さんが
「ラブコメの要素はもちろんファンタジーに、途中からはミステリアスな部分も加わって、本当にいろいろな要素があって楽しめました」と感想を話すと、古家さんが「第1話は『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』を思わせる部分もありますよね」とコメント。それに対する、「時代劇の部分は、一応高麗時代をベースにしているようですね。あえて『トッケビ』と比べるなら、こちらのほうがよりカジュアルな感じがします。メリハリがしっかりしているのも魅力です」という慎さんの言葉には、観客も大いに共感していた模様。
続いて、主役の二人へと話題が移り、「娘が『私のIDはカンナム美人』が大好きで一緒によく見ていたため、あのイム・スヒャンが…と感慨深かった」と慎さん。キム・ジョンヒョンについては「コクドゥは本当に多彩な魅力があるキャラクターで、オレ様キャラの一方、愛に一途な役でもある。一人二役ならぬ三役で、それをうまく演じていて、本当にすごい演技力だと感じた」と絶賛。ここで古家さんが、階段から
落ちそうになったヒロインをコクドゥが助ける1話のシーンにちなんで、「皆さん、お帰りはエレベーターを使ってくださいね。階段でコケても誰も助けてくれませんよ」と語りかけると、会場は笑いに包まれた。
次に今後の注目点を、慎さんが「いろいろなヒントが1話に隠されています。指輪やかんざしなどが後々重要なアイテムとして登場するので、覚えておいてください。(コクドゥを補佐する)オクシン(キム・イングォン扮)とカクシン(チャ・チョンファ扮)、『哲仁王后~俺がクイーン!? ~』にも出ていた二人が、またキム・ジョンヒョンといろいろやり取りする過程も楽しんでほしいです」と紹介。古家さんが「あの3人がほっとさせますね」と返すと、「とても感動的です。特に終盤にいくと3人が涙させるんです。カクシンのセリフには泣かされましたね」と、さらに慎さんが熱く語った。
後半は、これからの韓国ドラマについて活発なやりとりが交わされた。長年にわたり、韓国エンタメを取材してきた慎さんによれば「今は作品も、それを供給するプラットフォームも増え、24時間では(視聴時間が)足りない状況になっていて、その分ドラマが消費されています。長く愛されるドラマが少なくなっているのでは。それは制作者側も感じているようです」とのこと。
古家さんがジャンルの多様化について触れると、「韓国ドラマはジャンルの宝庫です。『コクドゥの季節』もジャンル物と言えるかもしれません。昔はわかりやすいドラマが多かったんですが、今は様々なジャンルが混ざっているので、紹介する時に難しさを感じます」と、慎さんがジャーナリストらしい悩みを吐露。
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