元アイドルの“同性メンバーに性的暴行”事件…加害者探しヒートアップで二次被害を懸念する声


同性メンバーへの強制わいせつと類似強姦(ごうかん)容疑で裁判となったボーイズグループの元メンバーの事件をめぐり、二次被害の懸念が高まっている。

30日、ソウル中央地裁では、強制わいせつ及び類似強姦の疑惑のあるA被告の1審裁判が開かれた。

この日、裁判部はA被告に懲役2年6月、執行猶予3年を言い渡した。また、80時間の性暴力治療プログラムの履修も命じた。

裁判部は、被害者の証言が具体的で一貫性があると判断。A被告の容疑をすべて有罪と認めた。続けて「犯行の手口と回数、被害者の年齢などを考慮すると、罪質は非常に悪い。被害者は、この事件によって強い性的不快感と精神的ショックを受けた」と説明。「A被告が過ちを多くの部分で反省し、被害者と合意した点、初犯である点などを考慮した」として量刑の理由を明らかにした。

A被告は2017年から21年までの4年間、宿舎や練習室などで同じグループのメンバー、B氏の身体に触れた疑いで起訴された。B氏は21年、ソウル江南警察署に被害について相談し、ソウル中央地検は今年1月、A被告を強制わいせつ及び類似強姦容疑で起訴した。A被告は起訴後、チームを脱退した。

A被告の事件を受けて、ネットユーザーたちは加害者探しに躍起だ。実際に、被害も出た。ボーイズグループ「OnlyOneOf(オンリーワンオブ)」は事件をめぐり名前が挙がったことから、立場表明文を発表することになったのだ。


「OnlyOneOf」の所属事務所「8Dエンターテインメント」は今年4月、「当該記事と『OnlyOneOf』は全く関係ない」とし、「今後、OnlyOneOfに関する虚偽事実が継続的に見つかった場合は、強力な法的措置及び強硬な対応をとる」と一線を引いた。

今回の1審判決を受けて、ネット上では再び加害者探しがヒートアップしている。だが、A被告の身元が判明した場合、被害者は再び被害を受けることになる。二次被害は防がなければならない。

WOW!Korea提供

2023.05.31