【ドラマがいいね!】康熙奉の繰り返す『マイ・ディア・ミスター』讃歌1「GWにジョンヒの店で飲む」

ゴールデンウィークになって長い休みになったが、特に遠くに出かける用事もない。そんな時は想像の旅を楽しむことにする。頭に浮かぶのが「ジョンヒの店」だ。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』の名物酒場である。


画像=tvN

連夜の宴会
『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』は、見れば見るほどたくさんのことを語りたくなるドラマだ。登場人物たちのそれぞれの生活がダイレクトに伝わってくるし、やはりストーリーを書いた脚本家パク・ヘヨンの構成力がすごい。
パク・ヘヨンといえば、4月28日に行われた百想芸術大賞で最優秀脚本賞を得ていた。昨年放送された『私の解放日誌』で得たものだが、やはり今の韓国ドラマでも屈指の脚本家だと言える。そんな彼女が5年前に作り出したのが『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』の世界だ。本当にそれぞれの登場人物たちに感情移入できるドラマであったが、中心的な場面設定になっていたのが「ジョンヒの店」だ。
舞台となっている後渓(フゲ)という街は架空なのだが、ソウルの下町ならどこにでもありそうな雰囲気を持っており、そこに「ジョンヒの店」があればおじさんたちの溜まり場になってしまうのも当然だろう。
オ・ナラが演じたジョンヒは、高校時代に一番愛した彼氏がその後に出家してしまうという悲劇に遭うが、ずっと哀しみを抱いたまま生きている。それでも、日々のなぐさめになるのが、地元のおじさんたちの存在だ。人間味がある人が多く、連夜の宴会で盛り上がっている。
特にドンフン(イ・ソンギュン)が常務に昇格した時の賑やかなパーティーは、最高の盛り上がりだった。
「あの現場にもし参加することができれば……」
そんなことを考えながら、ゴールデンウィークには「ジョンヒの店」を空想の中で旅している。

【『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』ドラマ概要】
放送局/tvN
放送年/2018年
全話数/16
演出/キム・ウォンソク
脚本/パク・ヘヨン
出演者(役名)/イ・ソンギュン(パク・ドンフン)、IU(イ・ジアン)、パク・ホサン(パク・サンフン)、ソン・セビョク(パク・ギフン)

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

コラム:ロコレ提供

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