韓国ドラマ「プロデューサー」に劣らないラインナップだ。「god」、Rain(ピ)、パク・チユン、「Wonder Girls」、「2PM」、「Miss A」、「GOT7」…。歌手兼音楽プロデューサー、パク・チニョン(43)が養成した後輩ミュージシャンを見ると、K-POPの歴史を垣間見られるほどだ。歌手としても独歩的なポジションに位置するが、プロデュース能力は専門的だ。
パク・チニョンの歩みは韓国大衆音楽の歴史と共にしていると言っても過言ではない。1993年にデビューし、23年間、現役歌手として活動しながらも、「god」を皮切りにRain(ピ)、「Wonder Girls」、「2PM」、「2AM」、「Miss A」、「GOT7」ら大型ミュージシャンを育て上げた。
いまだに広く知られる無数のヒット曲を作曲し、プロデュースしたのはもちろんだ。ことしの集計はまだ出ていないが、昨年まで3年連続で音楽著作権収入1位を記録した。洗練されながらも独特な感覚の新しい試みで、歌謡界の流れを引っ張り、大衆的に愛されてきたのだ。
歌手を夢見る者たちはオーディション番組でこぞってパク・チニョンの楽曲を選曲しステージに上がるのにも、このような理由があってこそだ。過去4年間のオーディション番組の本選及び主要ステージで歌われた楽曲のうち、最も多かった作曲家の名はやはりパク・チニョンだった。
彼の楽曲は圧倒的。集計対象になった合計1060曲のステージのうち、65のステージでパク・チニョンの歌が流れた。舞台色も多様だった。セクシーなグルーヴを誇ることができるパク・チニョン自身の曲から、可愛らしい「Wonder Girls」、パフォーマンス型のRainに「2PM」、変身ポイントが最高のオム・ジョンファやパク・チユン、歌唱力が光るイム・ジョンヒ、キム・ボムスなどの曲が選曲された。
YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表は「オーディション参加者はパク・チニョンの楽曲をよく歌う。多様な変身が可能で、大衆的なコードが込められているからだ」と分析したことがあった。
最近数年間のJYPエンターテインメント所属の歌手の成績は不振でありながら、「危機説」が浮上することもあったが、“説”は“説”に過ぎなかった。ことしに入りカムバックするグループがみな大成功をおさめ、改めてJYPのブランド価値を高めている。
良いムードの中で「GOT7」と「Wonder Girls」がそれぞれ7月と8月にカムバックを控えている。特に「Wonder Girls」はパク・チニョンの楽曲で帰って来ることが伝えられ、より関心が集中している状況だ。パク・チニョンと共に「Tell Me」「No body」などをヒットさせ、何度も驚くべき成績を経験していることから、期待感を増幅させる。
パク・チニョンは以前、インタビューで「60歳まで、最高の実力を維持したい」と明かしていた。歌手として、またプロデューサーとして、彼の生きる伝説は今後も続いていく。
WOW!korea提供