燕山君に隠された母親の死
成宗は尹氏が王の母になることを伝えようと、彼女の元を訪ねた。しかし、尹氏は精神をひどく病んでおり、成宗を見るや顔にひっかき傷をつけてしまう。
尹氏は廃妃にされて王宮から追放された後、1482年に死罪となった。毒薬を飲み激しく吐血する彼女は、血で濡れた布を母に渡し、「この布をいつか息子に……」と言うと息を引き取った。
尹氏の死は息子の燕山君には徹底的に隠された。しかし、この秘密を燕山君が知ったとき、朝鮮王朝は最悪の展開を迎えることになった。燕山君は母の死に関係した者たちをことごとく虐殺したのだ。
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