チョン・フソク監督は在米韓国人弁護士出身で、前作「ヘロニモ」に続き、他国に生活の場を求め開拓していく韓国人の姿をスクリーンに収めた。監督は1992年4月29日にロサンゼルスで起きた「サイグ(429)」(米国近代史で最も乱暴な市民暴動事件)のような、世代を超えてずっと続いているアジアヘイト犯罪事件の経験から、韓国人出身政治家の必要性を世に知らせるために映画を企画したという。
5人の韓国人政治家たちが、歴史上初めて同時に出馬した選挙の過程や、特に弁護士出身で初選挙に挑戦したデビッド・キムが、到底勝ち目のない中、市民の支持を受けようと必死に奮闘する姿を描き、米国の選挙活動の現場を鮮やかに見せる。
「初選」はロサンゼルス、ニューヨーク、ニュージャージー、シアトルなど、韓国人が多く住んでいる地域を中心に試写会をたびたび行い、米国の観客らの熱烈な支持と応援を受けている。11月8日の米国中間選挙も絡んで、米国でも映画への期待が高まっている。
米国移民氏と政治史に新たな歴史を書いた5人の在米韓国人たちの実話を描いた映画「初選」は11月3日に韓国で公開される。
WOW!Korea提供