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ドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』では、主演のパク・ウンビンが自閉スペクトラム症のウ・ヨンウ弁護士を演じている。1話完結の形でストーリーが進んでいくが、毎回起こる訴訟問題でウ・ヨンウ弁護士が天才的な能力を発揮していて興味深い。
訴訟問題は1話完結
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』はNetflixで配信されていて、日本でも大人気を博している。
毎回、ウ・ヨンウ弁護士が難題の訴訟問題に取り組んでいく。
第1話は、老夫婦の話だった。夫婦喧嘩によって認知症の夫が大けがを負うが、そこには妻の暴力とは別の問題が起こっていた。
第2話は、豪華な結婚式の最中に新婦のウェディングドレスが脱げてしまったトラブルを取り上げていた。結婚式場が責任を負わされたが、実際には結婚する新郎新婦の家族問題がさらに難題となっていた。
第3話は、自閉スペクトラム症の弟が学業優秀な兄を暴力で死なせた事件が描かれていた。弟は本当に怒りから兄に暴力をふるったのか。事件はまるで違う展開になっていく。
第4話は、三兄弟の相続問題の話だった。兄2人は末弟がとても不利になるように親の財産を分配したのだが、それは法律的に可能なのかどうか。ウ・ヨンウ弁護士が窮地に追い込まれるが、起死回生の証拠作成に挑んでいく。
以上の第4話まで内容を紹介したが、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の面白さには様々な要素がある。中でも、1話完結のストーリーについて言うと、問題提起から結末まで巧みにプロットが作られていて、センスがいい脚本の出来に大いに納得できる。
特に第2話は、見ていてもとても痛快だったし、豪華な結婚式を扱っただけに映像にもワクワクさせられた。
それを含めて、本当に傑作の名に値するドラマになっている。
文＝康 熙奉（カン・ヒボン）
コラム提供：ロコレ
