「インタビュー」前編 「BIGBANG」、カッコいいステージができる間は活動する

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「BIGBANG」はいつでも華やかだ。デビューしてから9年の間ずっとそうだったし、これからも「BIGBANG」は彼らなりのカラーで独創的なグループとして成長していくことだろう。「BIGBANG」は活動について「カッコ悪くなったら、やめることにした」とし、「カッコいいステージができる間は続けていく」と明らかにした。

「BIGBANG」と5月初めにホテルで会った。新曲の感想からアーティストとしての見解など「BIGBANG」が話したいことはたくさんあった。冷めない人気、段々と注目が高まる海外での反応、「BIGBANG」はいつのまにかこのようなすごいグループに成長したが、メンバーは「『音楽をしなければならないから』と言うのは嫌だ」とし、どんな状況でも自分たちなりの音楽を作っていくことを確信していた。

SOLは「僕たちがあえてアルバムを出して活動することも、僕たちが好きなことだし、僕たちが見てもいいと思ってやっていることです。これから10年もカッコよくできるなら、続けたいです。僕たちの姿はまあまあなのに、『しなきゃ』といって義務的にやることは本当に嫌です」と語った。

T.O.Pは「僕たちがステージに立ったとき、音楽をしている姿が、老けてカッコ悪くなったなら一斉にやめようと話したことはあります。多くの人が望む限り、もちろん僕たちも機会があるなら70歳になっても80歳になっても続けられたら、本当にそれは理想的で美しい絵ですね。でももちろんカッコよくできるまで、カッコいいと言われる限り、続けていきたいです」と同じように“カッコよさ”を強調した。

 

「BIGBANG」のキャラクターについて、G-DRAGONは「子どもみたい」と説明した。もちろんアルバムが出るまでは悩み、学び、努力する姿があっただろうが、大衆が知る「BIGBANG」は確実に音楽を楽しみ、ステージ上で飛び跳ねるグループだからだ。

続けてG-DRAGONは「『BIGBANG』というグループ、そしてアーティストとしてそれぞれのタイプを見ると、僕たちはまだまだ“子ども”です。だからこそ音楽を続けられるとも思っています。だから『僕たち』という子どもをYGでよく面倒見てくださっているから10年という時が過ぎたわけだし、これからもその囲いが心強い支えになるなら、僕たちが離れる理由はないんです。僕たちも年齢を重ねてきたけど、初心を忘れずに音楽に対して情熱があり、事務所もそうであれば十分に長い間活動することができると思います」と語った。

今回の新曲「LOSER」と「BAE BAE」は「BIGBANG」特有の個性が盛り込まれているが、以前とは少し違う雰囲気も漂わせている。3年の空白があったからそう感じるのかもしれないが、「BIGBANG」はこれまで少しずつ変わり、また成長した。

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G-DRAGONは「初めからアルバム全体をメンバーそれぞれ『どうやって消化するか』について話していました。『ミニマルにいこう』が優先でした。歌の中で各自のパートを取ろうと欲を出すよりは、全体的なメンバーの呼吸に関する話をたくさんしました。カラーや歌い方、もう少し技巧を使ってうまくやろうというよりは、あえて大雑把に歌おうとしました。感情に充実にしたかったからです。例えば以前は歌詞を見ながらブース内でレコーディングしていたのですが、今回は歌詞を全部覚えて、明かりを消して歌詞を考えながら歌うようにした」とレコーディング秘話を明かした。

続けて「負担のないように聞けるようにしながら、歌から与えられるインパクトが強いため、長く聞いても飽きない」とし、「以前エレクトロニックな“ピョンピョン”サウンドという流行していたものがありました。それが韓国でブームになるまでは僕たちもそういう歌が好きで、たくさん試してみました。だけど長く聞いていると疲れさせる部分がある気がしました。だから長く聞いても飽きない、いい曲を作り続けようと話し合いました」と「BIGBANG」音楽の方向性について語った。

 

さらに「10年という時間は、短いといえば短いし長いといえば長いが、個人的にはいい点ばかり混ぜることができる段階がきたと思います。歌は聞こえたとおりに聞くのがいいんです。僕たちだけの意味を込めて、僕たちだけがわかる意味を与えるよりは、人々が聞こえたとおりに浮かんでくる感情を伝えたかったです」と述べた。

「BIGBANG」は5月から8月まで毎月新曲を発表するという大々的なカムバックプロモーションを進めている。3年間、練りこまれて出てきたような企画だが、これはカムバック直前に修正されたもので、新曲も大部分はここ3か月で作られたものだという。

G-DRAGONは「1か月前ですら、アルバムとして出すかシングルとして出すか計画が進まない状態でした。3年ぶりだからタイトル曲以外の曲を“収録曲”にしてしまうのが惜しいと思ったんです。だから毎月1日に出すようにしました。これから出る曲は、いいアイデアがあればすでに組まれた計画を変える可能性もあります。公開される収録曲が変わることもあるし、アルバムもこれまでの曲を集めて他のタイトルで出すかもしれないし、全て新曲にするかもしれません。『LOSER』と『BAE BAE』のように確実に違うスタイルの曲を集めたアルバムにしたいんです」とアルバムへの意欲を見せた。

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4月26日に開催されたソウルでのコンサートで、G-DRAGONはスランプに陥ったと告白していた。音楽的な悩みが多かったというのだ。そこでスランプについてもメンバーそれぞれに話を聞いてみた。

V.Iは「僕はデビューしてからスランプを経験したことはありません。この道に来たのは正解だったと思っています。一度もつらいと思ったことはありませんが、『BIGBANG』でなければダメだと思いました。『BIGBANG』というすごい兄さんたちの中で生き残るためにどうすればいいのか悩み、たくさん努力もしました。しかし出すぎず引っ込みすぎず5人の調和によって合わせられるようにすることが一番いい考えだと思い、バランスを取るようにしています」と答えた。

G-DRAGONは「僕やV.Iは、他の3人と少し違うと思います。悪く考えないようにするタイプというのでしょうか。SOL、T.O.P、D-LITEさんはディープな部分があるんです。D-LITEさんは明るく見えるけど、僕たちの中で一番ディープです。T.O.PとSOLさんはよく考えるし、僕やV.Iは笑ってすませようとするタイプです。僕がコンサートで言ったことは、音楽的な部分で努力しても使われない時もあるということです。以前はすごく疲れた状態で合宿所に帰っても、2曲ぐらいずつは必ず書いてから寝ていました。だけど昨年はこのようなことが僕の思い通りにうまくいかなかったんです。そしてことし初めからメンバーと毎日作業室に行ってみたら、スイスイとうまくいきました。アーティストはそれぞれ作業しながら“ミューズ”というものがあるんですが、僕たちはお互いが“ミューズ”なんだと思います。誰のためにするのか考えてみたらメンバーでした。こうしてスランプを克服しました」と、メンバーの大切さを語った。

後編に続く

WOW!korea提供

2015.05.16