1982年に「釜山港へ帰れ」で日本デビューし、90年代初頭よりテレビ番組への出演を中断して、コンサート中心の活動を展開。韓国にコンサート文化を定着させた人物としても評価されている“KING OF K-POP”チョー・ヨンピル。今年4月に韓国で10年ぶりとなる通算19枚目となるアルバム「Hello」をリリースし大ヒット。日本語Ver.も収録された今作の日本盤が10月16日にリリースされ、日本盤「Hello」にのみラッパーとして2PMのテギョンが参加したことでも大きな話題を呼んだ。
再び旋風を巻き起こしそうな勢いのチョー・ヨンピルが、11月7日(木)に東京・東京国際フォーラムホールAにて一夜限りの特別公演「CHO YONG-PIL “Hello Tour”in Tokyo」を開催。15年ぶりの東京公演に対する熱い思いを語るべく、公演前に記者会見が行なわれた。
茶系のジャケットとパンツに身をまとって登場したチョー・ヨンピルは、開口一番「久しぶりの日本での公演にワクワクしていますし、とてもうれしいです」と喜びを語った。
Q.ニューアルバム「Hello」が日本でも発売されましたが、日本での反応も気になりますよね?
コンサートで歌ってみて初めて分かるものだと思っています。今回はテレビなどで大きなプロモーションをしたわけではないので、このコンサートがプロモーションライブだという気持ちです。皆さんがどんな反応を示してくださるか、期待しています。
Q.谷村新司さんが観にいらっしゃるそうですが、久々に会う感想は?
3年前に一緒にインタビューをしたことがあったんですが、それ以来かな。プライベートでも行き来してよく会っていたのですが、今日はこのような形で会えてとてもうれしいです。
Q.韓流が世界に広がっていますが、それについてどう思いますか?
K-POPが世界中に広がっているという事実に驚いています。世界各国に進出することができたということが、とても誇らしくもあります。ただ、私はK-POPアイドルではありません。エトキンズというカントリーグループもやっていましたし、コンサートを主とする歌手なので、(韓流とは)少し違ってくるのかなと思っています。
Q.これを機に日本で活動していく予定はありますか?
特に精力的な活動は予定していません。自国で成功してこそ、他の国へ行っても活動できるものだと思っていますので、まずは韓国で成功することが大事だと考えています。今回はたまたま東京で公演する機会をいただけたということです。15年ぶりに日本のファンの方に会えるのでうれしいですし、また韓国からもファンの方がわざわざいらっしゃったと聞き、ありがたく思っています。
会見後ついに開幕したライブでは、ニューアルバム「Hello」から「Hello」、「BOUNCE」などを初披露。また名曲「釜山港へ帰れ」や「想い出迷子」では最高の盛り上がりを見せ、アンコールを含め23曲を熱唱しパワフルなステージを見せた。
会見中“KING OF K-POP”のチョー・ヨンピルが何度も口にした単語は「コンサート」。20年近くの間、ファンと呼吸をともにするコンサートを大事に活動してきたことが、ひしと感じられた。「韓国で成功することが大事」とひたむきで果てなき向上心を見せる“KING OF K-POP”。今後も日本で定期的に公演されることを願うばかりである。
photo:©Live Nation Japan/Creativeman
詳しいレポートは後日掲載いたします。
2013年11月8日 pm4:25配信 (C)Korepoニュース
チョー・ヨンピル日本オフィシャルファンクラブ http://cho-yongpil.jp/