日本生まれの韓国籍女優玄理、濱口竜介監督映画「偶然と想像」公開に合わせ訪韓へ


日本の映画「偶然と想像」が5月4日に韓国で公開される。それに合わせ、同作に出演した韓国籍の女優・玄理が韓国に来訪することが分かった。

「偶然と想像」は「ドライブ・マイ・カー」で世界的な成功を収めた濱口竜介監督の作品だ。「偶然」と「想像」をキーワードに展開する「魔法(よりもっと不確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」の3作品からなるオムニバス映画で、第71回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞している。

「偶然と想像」の公開に合わせて訪韓する玄理は、「魔法(よりもっと不確か)」につぐみ役で出演している。つぐみはタクシーの中で友人に自身の恋愛談を打ち明けるという人物だ。

玄理はこれまでにも濱口監督の「天国はまだ遠い」に出演しており、今作で濱口作品出演は2回目となる。これについて濱口監督は「短い時間の中でポイントをつかまなければならないため、とても難しい役でした。でも、玄理さんは非常に演技の上手な方なので、彼女ならできるだろうと思っていました」と話し、玄理への信頼感を示した。

玄理は日本で生まれ育った韓国籍の女優として、日韓両国で活動を行っている。濱口監督の作品以外では、黒沢清監督の映画「スパイの妻」やNetflixドラマ「パチンコ」に出演するなど、多彩な活躍を見せている。

今後、韓国での本格的な活動も視野に入れているという玄理。彼女は「偶然と想像」の韓国公開に合わせ、韓国でインタビューや各種イベントに参加する予定だ。

WOW!Korea提供

2022.04.25