歌手MONAがウクライナに捧げた楽曲「For our Peace」が反響…大韓赤十字社プロジェクトの一環


韓国の歌手・MONAがウクライナの人々に向けて歌った楽曲「For our Peace」が反響を呼んでいる。

「For our Peace」は大韓赤十字社の広報大使を務める詩人のカン・ウォンソクと歌手チュ・ガヨルが作詞作曲し、MONAが歌った楽曲「ウクライナの涙」の映画バージョンだ。

MONAが歌唱する動画は、駐韓ウクライナ大使館の公式フェイスブックに掲載されている。

「For our Peace」は今月27日、ポーランドの公営放送TVPが放送し、ヨーロッパ20カ国に生中継された特別番組「Save Ukraine-#StopWar」でも紹介された。それがきっかけとなり、世界各国で相次いで取り上げられた。

同番組にはアメリカのロックバンドであるイマジン・ドラゴンズやイギリスのミュージシャンであるファットボーイ・スリムら50人を超えるアーティストや政治家、社会運動家、スポーツ選手らが参加。その中でMONAは韓国代表歌手と紹介され、大きな注目を浴びた。

MONAの公式YouTubeチャンネルで25日に初公開された「For our Peace」のMVは、哀愁ただようMONAのボーカルが戦場の惨状・戦車・墓場・少女の祈り・涙・十字架などの映像と重なり、視聴者の心を揺さぶる内容となっている。

MONAは大韓赤十字社のプロジェクト「ウクライナの涙」の企画者でもある詩人カン・ウォンソクの提案で、今回のアルバムに参加することとなった。

カン・ウォンソクはMONAとのコラボレーション実現の背景について「MONAの歌と声が好きで、普段からよく聞いていた。英語曲も流ちょうに歌いこなせる点から適任だと考えた。また、対話を通じてMONAがウクライナ戦争について非常に悲しく思っていることを知った」と説明。その上で「全世界の多くの人々がMONAの歌を聴き、世界平和とウクライナ国民のために祈ってくれればと思う」と述べた。

MONAの所属事務所「ViCエンターテインメント」は「MONAの歌とMVを通じ、ウクライナの苦しみをさらに全世界に訴えていきたい」とコメントしている。

MONAは1994年生まれ。カナダで音楽を学び、現地でシンガーソングライターとして活動した。韓国帰国後は「Love You」「Starry Night」「Let me in」など、ドラマや映画の挿入曲を多数歌っていることで知られる。

WOW!Korea提供

2022.03.31