「取材レポ」俳優オム・ギジュン2年ぶり単独公演「The TIME of Ki Joon ~素敵な歌と楽しいお話~」開催!

 

of_CA_B7675韓国のヒット・ミュージカル「三銃士」で主人公ダルタニャン役を2009年の初演から務めるなどミュージカル界のトップスターであり、ドラマ「ファントム」「女の香り」などに出演し、テレビや映画でも大活躍の俳優オム・ギジュンが、4月11日(土)・12日(日)、東京・山野ホールで2年ぶりの単独来日公演「The TIME of Ki Joon ~素敵な歌と楽しいお話~」を開催した。

 

1995年「リチャード三世」で舞台デビューし、以降数々の人気ミュージカルでファンを魅了してきたオム・ギジュン。テレビや映画の世界でもコミカルな役からシリアスな演技まで幅広くこなし、その演技力と歌唱力で高い評価を受けている。

生バンドの演奏をバックに黒のスーツ姿でオム・ギジュンが登場すると、「今この瞬間」を熱唱。すっとしたルックスから繰り出されるパワフルな歌声に客席は一瞬で魅了された。今秋デビュー20周年を迎える彼は「今日は来てくださってありがとうございました」とファンに感謝を伝えると、ゲストにミュージカル女優ペク・ミンジョンを招き、「一日また一日」で息の合った歌唱を披露した。

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MCが登場し、トークでも彼の魅力を掘り下げていく。ミュージカル「ロビンフッド」のソウル公演を終え、4月19日からは京畿道・城南アートセンターでのアンコール公演を控えているオム・ギジュンは、「日本からもそう遠くないので来てください」とお茶目にアピール。

 

ファンが選ぶ “Kijoon’s Best of Best”では、3月31日にオープンした日本公式ファンクラブで事前に募集していたオム・ギジュンの名場面が発表された。ドラマ「ゴールデンクロス(原題)」でガンプラ(ガンダムのプラモデル)を作るシーンや、ソ・ジソブ と対峙する「ファントム」の最終回など、それぞれのシーン映像を見ながらエピソードを打ち明けた。1位に選ばれたのは「女の香り」でシン・ジス演じるヒジュとタンゴを踊るシーン。「ワルツはしたことがありましたがタンゴは初めて。呼吸を合わせないといけないのにヒジュがタンゴの練習をしていなかったので(笑)それで難しかった」と振り返った。
10年来のつきあいだというゲストのペク・ミンジョンは、自身の公演を観に来てくれるオム・ギジュンについて、「他の人は褒めてくれるのにギジュンさんはここの歌はこうだとかあの演技はどうだとか言ってくる(笑)」とし、「でも10年も友だちでいられるのは、正直なアドバイスをしてくれるから」と彼の率直な人柄を伝えた。

 

ファンとのラブシーンを披露するコーナーでは、選ばれたラッキーなファンがステージへ。“手料理を作って待つ妻をバックハグして「ただいま」”というラブラブなシーンを二人で熱演すると、客席からは悲鳴のような歓声があがった。

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またファンとより近くで触れ合うために、ステージから降りてファンの質問に答えるコーナーも。10歳の女の子から「今度韓国に行くんだけど、辛くなくておいしいものはなんですか?」という子どもらしい質問に、「酢豚。甘くてお肉も入ってて辛くないよ。他に質問はある?」と笑顔でやさしく応じる。すると今度はまた別の子どもから「今までやった悪役の中で一番ピンとくる悪役は何ですか?」と子どもとは思えない質問も飛び出し、 「ファントム。たくさん人を殺しました(笑)」と会場を湧かせた。

 

トークとは雰囲気をガラリと変え、「神よ」、「雨とあなたの物語」などミュージカルナンバーからロック調の歌謡曲までさまざまな楽曲を歌いこなし、舞台仕込みの圧巻の歌声を披露したオム・ギジュン。1曲終わる度にファンから大きな拍手と歓声が沸き起こった。

プレゼント抽選会では選ばれたファン6名が大小様々な箱の中から好きなものを選び、1年で360日は被っていた帽子などの愛用品だけでなく、手をつないで客席をデート、壁ドンなどファンの心をときめかせるような思い出もプレゼントされた。

of_CA_A0675トキメキの余韻で熱くなった会場。最後は「明日は来るか」で再びオム・ギジュンの歌の世界へ。「皆さんと一緒に過ごすことができて楽しかった。ありがとうございました」とあいさつし、アンコールは「大聖堂の時代」。パワフルでありながらも繊細な表現力で歌い上げると、ファンは最後まで惜しみない拍手を送った。
「皆さん本当にしあわせでした。最後にセルカ棒で一緒に写真を撮りたい」と、再びペク・ミンジョンも登場し、客席をバックに記念撮影が行われた。

彼の歌とトークに再び魅了される日を楽しみに待ちたい。

 

Photo:(c) UM KIJOON JAPAN OFFICIAL FANCLUB
取材:Korepo(KOREAREPORT INC)

 

◆オム・ギジュンジャパンオフィシャルファンクラブ http://www.umkijoon.jp

2015.04.23