「取材レポ」HIPHOPグループBIGFLO “ファンからの祝福に大感動！”デビュー後、初の単独コンサート開催！

2014年6月に韓国デビュー、そして2015年4月に華々しく日本デビューを飾ったBIGFLO。
BIGFLOは、作詞作曲だけでなく振付やセルフプロデュースまでメンバー自身で手掛ける多彩なグループで、デビュー前から大きな話題となっていた。先日発売された日本デビューシングル「Delilah（JPN Ver.）」は、オリコンランキングにもランクインし、日本でも確実にファンを増やしている。

4月18日（土）、日本デビュー後、初となる日本単独コンサート「～BIGFLO Live in Tokyo 『Delilah』～」を東京・ヤクルトホールで開催した。

リーダーのジョンギュンが作曲、ハイトップが作詞を手掛けた日本デビュー曲「Delilah（JPN Ver.）」を引っ提げての今回の単独コンサートは開場前からたくさんのファンがホール前に集まり、まだかまだかと心を躍らせていた。日本だけでなく韓国のファンも多く見受けられた。

午後18時過ぎ、ステージが暗転し、スクリーンにメンバーの顔が次々と映し出され、1曲目「Second Flow」でコンサートがスタート。黒と緑を基調とした5人それぞれデザインが違う衣装を身にまとったBIGFLOが登場し、客席からは大歓声があがった。

続いて、ダンスナンバー「BAD MAMA JAMA」のイントロがかかると、サックスのリズムに合わせてファンのテンションも急上昇。「BAD MAMA JAMA」は「皆を魅了させるほど魅惑的な女性」を意味する言葉で、曲中ではロンがファンに向けて投げキッスをするなど、ファンを誘惑するようなパフォーマンスを披露した。

オープニングトークでは、リーダーのジョンギュンからの「いつも言っていることですが、皆さんの足は大事だから座ってください」という気遣いの言葉に、ファンは「やさしい！」と喜びの声をあげた。それに対して「やさしいでしょ？こんな彼氏どこにもいない。冗談です。」と、ジョンギュンのお茶目なリアクションに観客は大いに沸いた。

ジウクは「会場がすごい暑いですね。」と、会場の盛り上がりを褒めた。また、1か月振りの日本でのステージに、「皆さんに会いたくて本当に苦しかった！」と、末っ子のハイトップが久しぶりにファンに会えた喜びを大きな身振りで表現した。ロンとユソンは「心臓がドキドキする」と、久しぶりのステージに少し緊張している様子。

曲と曲の間のインターバルでは、「BIGFLOの素顔探究！」と題した各メンバーの素顔を垣間見せる映像やダンス練習の風景が流れた。年下メンバーがリーダージョンギュンのことを頬がこけすぎているから「骸骨みたいだ（笑）」と面白い例えをしたり、ジョンギュンが家で飼っている犬が大好きということで「JUNGKYUN=Home dogというニックネームにしましょう」など、リーダーに対しての愛情あふれるコメントが映像に流れるなど、年齢差を感じさせないメンバー同士の仲の良さが伺えた。

ダンス練習の風景では、ジウクが先生となってメンバーにダンスを教えている場面や床に座って皆でご飯を食べている様子が映し出され、ファンにとってはBIGFLOの素顔を見ることのできるうれしい演出であった。

ソロコーナーでも力強くパワフルな歌やダンスを披露したBIGFLOは、時折ファンとコミュニケーションを取りながらトークにも花を咲かせ、ガールズグループに扮してパフォーマンスを披露するコーナーではファンと一体になって会場を盛り上げた。

コンサート最後の曲はもちろん「Delilah（JPN ver.）」。
白地に黒い模様の入ったスーツをビシッとキメて登場したメンバーは「ファンの皆さんにプレゼントです！」と、力強く心を込めて歌い上げた。

ロン

ユソン

ジョンギュン

ジウク

ハイトップ

サビの「ディライライラ　ディライライラ」の部分では、ファンも振付の真似をしながらメンバーと呼吸を合わせ、会場のテンションもMAXに。ファンの鳴り止まない大歓声の中、一旦ステージを後にした。

アンコールの声援でTシャツに着替えて登場したBIGFLOに客席のファンが「일본 데뷔 축하해（日本デビューおめでとう）」と書かれた紙を掲げてメンバーを大歓声でお出迎え。
目の前に広がるメッセージに、うれしい驚きを隠せない様子のメンバーたち。
アンコール曲「Fly」を歌い終わった後には、「本当にビックリしました。全然知りませんでした。見た瞬間、泣きそうになりました。ありがとうございます」と、メンバー全員が深くお辞儀をしてファンに感謝の気持ちを伝えた。

BIGFLOの魅力のひとつはメンバーそれぞれの個性が豊かであるということ。
歌とトークが上手なリーダーのジョンギュン、低音パートが得意なロン、透き通った声のユソン、ダンス担当のジウク、ラップ担当のハイトップ。お互いがお互いの良いところを引き出しながらひとつのステージを作り上げているのだと、感じさせるライブとなった。