韓国で新型コロナウイルスの新規感染者が1日5000人を超え、映画館が「防疫パス(ワクチンパスポート)」適用施設に新たに含まれることが決定するなど、新型コロナウイルスの出口が全く見えず、映画界も頭を抱えている。
3日午前、中央災難(災害)安全対策本部は、防疫パス適用対象を拡大すると発表。映画館を新規対象施設に含めた。これにより、来る6日から映画館はワクチン接種を完了したことを示す証明書、またはPCR検査による陰性確認書の提示が必要となり、これをクリアしなければ映画館に入場できない。先立って去る1日より、映画館での飲食が禁止された。
映画館の関係者は「劇場は、上映時間制限に対する懸念がより大きかったが、今回の新たな措置に含まれなかった点は幸いと考えている」とし、「防疫パス適用による影響が全くないわけではないが、大部分の成人はワクチン接種を終えているとみられ、(防疫パスによる)大きな打撃はないようだ」と言及。
同関係者は「12月は国内外の期待作が相次いで公開されるだけに、防疫パス適用が安全な観賞環境を望む観客を安心させてくれると期待する」と述べた。
一時期は新作公開がストップしていた韓国映画だが、11月1日の「段階的な日常回復(ウィズ・コロナ)」転換により、映画「キングメーカー」(12月公開)、「ハッピーニューイヤー」(12月公開)、「特送」(1月5日公開)、「非常宣言」(1月公開)などが12~1月の公開を確定させた。
この時期に封切られる作品の関係者は「現時点で、公開日程に変動はない」としながらも、「新型コロナウイルスの状況は予測できないだけに、状況を見守りながら最終的に決定する」と明かした。これに先立ち、映画「キングメーカー」側は、今月6日ごろ公開に関する最終決定を下す予定だ。
WOW!Korea提供