[取材レポ」ギュリ「プライベートでも男装しちゃおうかな?!」来日プロモーションで告白！

日本・韓国ともに大人気の女性アイドルグループ“KARA”のパク・ギュリが初主演したドラマ「ネイルサロン・パリス～恋はゆび先から～」が、TBSにて11月5日より放送開始。さらに10月25日より本作DVDの発売とレンタル開始が決定したことに伴い、ギュリ、チョン・ジフ、ソン・ジェリム、チョンドゥン（MBLAQ）の4名が来日し、10月22日（火）TBSにて記者会見を行なった。

Q.役柄の紹介、そして日本での放送とDVD発売が決定した感想をお願いします。

チョンドゥン：僕が演じたジンは、とても活発で積極的です。いたずらっぽい一面もあるとても可愛らしい役柄なので、皆さんがご覧になって幸せな気持ちになるようにと感じながら演じました。DVDになるということで、とても光栄に思っています。

ソン・ジェリム：ケイは、少しマッチョで男らしい面がある一方で、バニーと出会って恋の感情が芽生え、女の子の前ですごく緊張してしまうという可愛らしい面もある、二面性を持ったキャラクターです。その点にこだわって演じました。他の出演作も日本で放送されましたが、こうしてプロモーションで来日したのは今回が初めてなので、僕にとっては記念すべき作品となりました。これからも素晴らしい姿をお見せできるように頑張ります！

チョン・ジフ：僕が演じたアレックスは情にもろく、優しくて、他人の出来事を自分のことのように考えて助けてやるというキャラクターです。また、DVD化されるということですが、素晴らしいドラマに出演し、楽しく撮影することができ、その結果を皆さんと分かち合うことができて本当にうれしいです。

ギュリ：この作品を日本で放送することができて、本当にうれしいですし、皆さんに感謝しています。私が演じたヨジュ、ニックネームはバニーですが、仕事はネット小説家で性格は短気でプライドも高い人です。恋愛は苦手で、自分の恋愛感情にも気づかないような女の子です。小説の素材を探してる中でアレックスさんに出会い、彼が働くネイルサロン・パリスに男装して潜入します。

Q.ギュリさんは男装にチャレンジされましたが、いかがでしたか？

ギュリ：男装は自分で思っていたよりも似合っていたので、うれしいです（ニッコリ）。皆さんも、たぶん…そう思って頂ければうれしいです。ドラマの撮影で明洞（ミョンドン）という賑やかなところに食事をしに行きましたが、誰も気づかなくて、ちょっとビックリしました。プライベートでは（ショートカットの）カツラを被ったらどうかな？と思いました（笑）。

Q.他の皆さんは、ギュリさんの男装姿をどう思いましたか？

チョンドゥン：ご覧のとおり、とてもカッコいいです！女性の姿の時と男装の時は全く違いますが、男装した姿がすごく素敵で、とても魅力的です。“KARA”として活躍している時とはまた違う姿を見ることができて、僕としては本当に大成功だと思っています（笑）。

ソン・ジェリム：韓国では最近「イェップンチャル」という言葉が流行しているのですが、これは“きれい”プラス“カッコいい”で“きれカッコいい”という意味ですが、バニーを見るといつもそう思っていました。それだけギュリさんが上手く演じていたのだと思います。僕には妹がいますが、バニーみたいな弟がいたらいいなと、演じながら思っていました。ギュリさんは男として生まれていても、いい男だったのではないかと思います。

（日本語で）オレの妹は捨てて、バニーを弟にしたい！（場内は爆笑となる）

チョン・ジフ：僕は個人的にショートカットのギュリさんが好きなので、すごくいいなと思います。また、バニーというキャラクターも大好きです。女神のようなギュリさんもすごくいいのですが個人的には、男装に戻って欲しいと思っています（笑）。

Q.逆に3人が女装したらどうでしょう？

ギュリ：う～ん（少し考える）みんな似合うと思います。それぞれ違うタイプの女性になると思いますね。チョンドゥンさんは可愛くて（チョンドゥンからは「セクシーだよ！」とツッこまれ）いえいえ、セクシーじゃない（笑）。可愛くてきれいな女性になると思います。ジフさんは、女性らしくて大人の女性という感じですね。ジェリムさんは…モデルじゃないですか。（ジェリムの顔を見ながら）ジェリムさんは女装しないほうがいいと思います（笑）。

Q.ギュリさんの男装したバニーの演技はいかがでしたか？

チョンドゥン：ギュリさんの男装がぎこちなかったら、演技をするのがちょっと難しかったかもしれないですが「ヒョン（＝兄貴）」と呼びたいくらい本当に完ぺきでした。ドラマをご覧になれば皆さんも共感してくださると思います。

ソン・ジェリム：ギュリさんはカメラがまわり始めると姿勢から変わるんですよ。（立ち上がって再現する）脚を斜めに出して、ちょっと猫背になり、女性らしい体のラインではなくなるんですね。男らしく声も低くなります。普段のギュリさんの声はハイトーンなのですが、バニーになると声がすごく低くて、自然な男装だったと思います。

チョン・ジフ：僕は最初からギュリさんのことを、女性らしく見えていませんでした（笑）。ギュリさんは本当にサバサバした性格で、ジェリムさんが「弟にしたい」とおっしゃっていましたが気持ちは分かります。ギュリさんに（女性が男性を呼ぶ時の）「オッパ（＝お兄さん）」と呼ばれると、鳥肌が立ってしまいそうでした（笑）。

Q.撮影中のエピソードをお願いします。

チョン・ジフ：なぜか僕の撮影の時は本当によく雨が降ったので、スタッフや俳優の皆さんに申し訳なく思っていました。どのくらいたくさん雨が降ったかというと、僕が撮影をしなければいけないシーンで、雨のせいで8回も延期になってしまったくらい深刻な状況でした。それ以外で記憶に残っているのは、ギュリさんとのキスシーンが多かったということです。多分そのことについてはギュリさんが答えてくださると思います（笑）。

ギュリ：ジフさんが見えないアングルでもキスしてくださって（場内が爆笑となる）。あとでジフさんが「あぁ、知らなかった、ごめん」って謝りました（笑）。ジェリムさんも話してましたが、ドラマの中では季節が春なので撮影中の服は薄着だったんです。公園で子どもと一緒に撮影したシーンがありますが、あの日はマイナス13度くらいでした。本当に寒くて、セリフもうまく出なかったです。それが一番大変でした。

Q.本作の見どころをお願いします。

チョンドゥン：このドラマは毎回、社会で話題になっている問題を面白く解決していくという展開になっています。あと想像するシーンが非常に多くて、ファンタジー的な要素も含まれているところもあります。他にもありますが、僕はこの辺で終わりにしておきます（笑）。

ソン・ジェリム：現場では本当に楽しい雰囲気で撮影ができました。この作品はヒーリングの要素が込められてもいるので、撮影しながら僕たち自身もお互いにとても癒やされました。そういった癒やしのエネルギーが、皆さんにも伝わって欲しいと思います。また、ケイは男らしくとてもマッチョなところもありますが、バニーと出会って少しずつ変わっていく姿にも注目してほしいと思います。また、アレックスとはバニーとの三角関係で神経戦を繰り広げる、そんな恋模様が展開されるのでお楽しみに。

チョン・ジフ：このドラマはオムニバス形式のドラマなので、気楽にリラックスして楽しんでいただけると思います。僕たちが力を合わせて事件を解決していくところを楽しんでください。

ギュリ：「ネイルサロン・パリス」なので、ネイルアートという素敵な見どころもありますよね。そして男装したヨジュとイケメン3人の楽しいロマンスがつまった、楽しいドラマです。皆さんも、きっと好きになると思います！

Q.劇中のタイプが異なる3人の男性の中で、ギュリさんが実際につき合うとしたら誰を選びますか？

ギュリ：3人の中なら誠実で真面目な性格のアレックスさんを。（すぐにソン・ジェリムから「アレックスがいいの？」とツッコミが入り）はい！（笑）

Q.演じたキャラクターとご自身の共通点と違う点をお願いします。

チョンドゥン：僕が思いっきりイタズラをした時が、ジンの半分くらいの姿ではないかな（笑）。ジンはいつもハッピーウイルスにあふれていて、周りの人を幸せにする、そしていつも気分がアップしているというところが僕とは違う点だと思います。

ソン・ジェリム：ケイとは共通点がたくさんあると感じました。例えば、人に対してぶっきらぼうな面というか…多くを語らず、人を慰めるときも一言だけ声をかけるとか、何も言わずただポンと肩を叩くとか、そういった部分が似ていると思いました。それと僕も女性に対してとても奥手なんですね。女性ともし恋愛するのであれば、猫のように適度な距離感を保ち、徐々にお互いを知っていく、そんな静かな恋をしたいと思っています。ケイはバニーに対してとても積極的だったので、その点では僕自身とは少し違うかと思います。

チョン・ジフ：もし恋人ができたとしたら、僕はアレックスのように優柔不断な態度はとらないと思います。僕は恋に対してだけは優柔不断ではなくダイレクトな行動をとりますね。アレックスはとても優しい性格ですが、僕はアレックスほど優しい性格ではないのかな…と思います（笑）人の話をよく聞くという点は少し似ているのかもしれません。

ギュリ：私を愛してくれる人を選ぶという点はヨジュの視点と似ていると思います。

Q.劇中のキスシーンについて

ギュリ：ドラマでのキスシーンは初めてなので、ちょっと緊張しました。それで経験がある人たちにお任せしました（笑）。

ソン・ジェリム：（日本語で）私にはそうじゃなかったです。彼女はいつもリーダー的な存在でした（笑）。（「違うよ！」とギュリが反論。）同じ経験をしても、こんなふうに感じ方はそれぞれ違うものなのですね（笑）。キスシーンではやはり緊張してしまいました。僕は恋愛からしばらく遠ざかっていたので、キスをする時にどのくらい頭を傾けたらいいか忘れてしまったんですが、ギュリさんがうまくリードしてくれたおかげで、無事にそのシーンを完成することができました。

ギュリ：ジェリムさんは、スキンシップがうまくないですよね（笑）。ハグも苦手みたいなので、それは私が教えてあげました。でも、アレックスさんは上手でした。

チョン・ジフ：ギュリさんは僕に配慮しながらリードしてくださったので、僕はただギュリさんについて行っただけです（笑）。最初の方はとても緊張したのですが、お互い仲良くなっていき、3～4回目には慣れてきて日常的になってしまいました。もちろん仕事は仕事です（笑）。

Q.久しぶりに4人が揃い、プロモーションとして来日しましたが感想は？

チョンドゥン：僕はMBLAQとして活動していますが、単独で来日するのは初めてなので、少し緊張していました。でもこちらの3人に会ったらいつものメンバーに会ったような感じがして、とてもうれしかったです。今日は緊張していましたがこのように多くの方が会見に来てくださって、本当にうれしいです。

ソン・ジェリム：僕は3年前に4ヵ月間、日本で生活したことがありましたが、来日はそれ以来になります。こちらの3人とも6ヵ月ぶりに会いました。久しぶりにみんなに会えてとてもうれしく、撮影時よりもうれしさ倍増です（笑）撮影中のこともいろいろ思い出したりして、このプロモーションを楽しみにしながら来ました。スケジュールがタイトですが時間が合えば、みんなと一緒においしいお店に行ってみたいとも思っています。時間が取れるかどうか分かりませんが…（少し寂しそうな表情に）。

チョン・ジフ：今回は1年半ぶりの来日になります。それまでは頻繁に日本に来ていて、来る度に感じますが日本は本当においしいものが多いですし親切な人が多いので、日本が大好きです。なかなか日本に来ることができなかったので、最近は日本のドラマをよく見ています。皆さんもご存じの「半沢直樹」も見ました。「倍返し！」ですよね（笑）。僕は日本のドラマを見て日本を身近に感じるようにしています。どうぞ皆さんも韓国ドラマをたくさん愛してください。

ギュリ：いつもKARAのメンバーと一緒に来日していましたが、今回はドラマのメンバーと一緒に新しい気持ちで日本に来て楽しかったです。時間がもっとあったら私が知ってるおいしいお店とかいろいろ紹介してあげたいのですが、今回は時間があまりないので…次の機会にぜひ（ニッコリ）

Q.日本のファンにメッセージを。

チョンドゥン：僕たちの「ネイルサロン・パリス」にたくさんの声援を送ってください。僕はここまでです（笑）。

ソン・ジェリム：僕たちは本当に楽しんで撮影をしながらこのドラマを作りました。その現場の雰囲気やヒーリングといったエネルギーが、皆さんにも伝わって欲しいです。また、僕たちから皆さんへの応援の気持ちも届いて欲しいと思います。また機会がありましたらお目にかかれることを楽しみにしています。

チョン・ジフ：韓国ではあまり見ることができないちょっと変わった素材を扱っているドラマなので、韓国ドラマをたくさん見ている方にも、新鮮さを感じていただけると思います。とても楽しい作品ですので、必ず見てください！

ギュリ：日本のファンの皆さんにも、このドラマを見ていただけるので本当にうれしいです。このドラマを見たらきっと面白いと感じていただけると思っています。たくさん見てください。

この後のフォトセッション終了時に、サプライズで「Happy Birthday To You」の曲とともにバースデーケーキが登場。この日28歳を迎えたチョン・ジフの誕生日を祝った。ギュリから花束を手渡されると「（日本語で）びっくりしました」と驚きながら「このように誕生日を祝ってくださり、ありがとうございます。この温かい応援とエネルギーを韓国に持って帰ります。これからも頑張ります。ありがとうございました」と深々とお辞儀をして感謝の気持ちを述べた。

最後にギュリが「今日はこのように、たくさん来てくださってありがとうございました」と日本語で丁寧にあいさつをして会見は終了した。