「コラム」晩秋の紅葉の中で思い出す「韓国ドラマの素晴らしいセリフ」(後編)

韓国ドラマには心に響く名セリフが本当に多いのだが、特に晩秋の紅葉の中で思い出すと、さらに味わいが深くなる。そんな名セリフを集めた記事の後編をお届けしよう。今回もジワリと心が暖かくなる。

秋に人生を考える
「皆はお前を誤解している。お前の良さは人より秀でているところではなく、何があってもひるまず、前へ進むことよ」
「皆があきらめてもお前だけは立ち上がる。お前は投げ出されても花を咲かせる花の種。だからつらいことが多いのよ。でも、前に進みなさい」
これは、『宮廷女官 チャングムの誓い』の第27話で、無実の罪で流罪となったチャングム(イ・ヨンエ)が、背負っているハン尚宮(ヤン・ミギョン)から掛けられた言葉だ。
この言葉を言ってからハン尚宮は絶命した。
まさに執念のセリフだった。
次のセリフは『トッケビ~君にくれた愛しい日々~』から。
900年以上も生きているという設定のキム・シン(コン・ユ)。彼の人生を象徴するようなセリフが次のものだ。

「人間は生まれ変わって四度の人生を経験する。一度目は種を植え、二度目に水をやり、三度目に収穫して、四度目に食べる……」
この言葉を聞くと、果たして自分は何度目の人生を歩んでいるのか、と想像する。
一度目?
二度目?
それはわからない。
しかし、紅葉の美しい場面が次々に現れた『トッケビ』を見ていると、秋は人生を考えるのに本当にふさわしい季節だと実感できた。

文=「ロコレ」編集部
コラム提供:ロコレ
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