ただし、これに対して取得税と付加税、保有税、仲介報酬などを考慮すれば、事実上「元値売却」と評価された。ジョン・ヨンファが買い取り当時、相場よりビルを高く購入したうえ、長期空室が生じ、賃貸料を充分に受け取ることができなかったのが元値売却の原因と分析された。
しかし専門家は、今回の上水洞ビルでは清潭洞ビルより安定した賃貸収益などが発生すると期待している。このビルには飲食店、フィットネス、オフィスなどが入店している状態だ。

不動産仲介法人の専門家は「ジョン・ヨンファ氏が今回買い入れたビルは上水駅から徒歩2分、大通り沿いに位置するビルで、アクセス性と可視性に優れる」として「2016年にリモデリングを終えてビル外観が秀麗だ」と説明した。
それと共に「ジョン・ヨンファ氏が昨年売却した清潭洞のビルの場合、長期空室のために事実上投資収益がほとんどなかった」として「今回は安定した賃貸収益が発生するビルに投資したと判断される」と話した。