さらに、チャンミンが熱い鍋の後ろに何気に置いてしまったチャッカマンが溶け出す場面も。料理のクオリティも練習のときほど上手くいかず、ハプニング続きのシミュレーションに結局、シェフとマネジャーが介入し、もう一度作業を確認しているところに、今度は市長らが客としてやって来るという展開だった。
シェフらの助けもあり、料理がなかなか出ないときは、チェ・ジウが客に話しかけたり、ドリンクのサービスをしながら時間を稼いだり、イ・スヒョクが厨房にプレッシャーをかけないように、低音の良い声で「ゆっくりやって大丈夫ですよ」と声をかけたり、厨房の状況に気を配りながら一丸となり、なんとかデザートまで全ての料理を出して最初の客を満足させ、シミュレーションを終えた。
完璧でないところがリアルで、人間味あふれる姿も垣間見られたが、やはり番組が終わると、低視聴率の要因として、tvNの「ユン食堂」、「カン食堂」、「現地で食べてくれるかな?」といった食堂を運営するバラエティとの違いが感じられないとする見方が出ている。
また、「ユン食堂」や「カン食堂」はユン・ヨジョン、カン・ホドンといったビッグボスを中心に番組が回っていたが、「村の軽洋食」にはそういう強力なリーダーが不在という指摘も。チェ・ジウが社長、チャ・インピョがヘッドシェフではあるが、どちらかと言うとぐいぐい引っ張るリーダーというより、良い先輩といった感じだ。それはそれで良さがあるだろうが、初対面のメンバーなどもいるため、まだ関係性もできあがっておらず、バラエティ的な面白さが自然に出る掛け合いはこれからといったところだろう。
メンバーたちが町を歩きながら、オープンのチラシを配っていたとき、「ユ・クイズ ON THE BLOCK」(tvN)でユ・ジェソクの“相方”としてブレイク中のチョ・セホ、「私は一人で暮らす(邦題:シングル男のハッピーライフ)」(MBC)の100日ダイエット企画で25kgのダイエットに成功したイ・ジャンウがマスク姿でも町の住人からすぐに気付かれ、人気バラエティ効果を発揮していたが、リアルバラエティに慣れている彼らがどう活躍するのかもポイントになりそうだ。今秋のJTBCの平日夜9時枠は、初回放送以降、軒並み視聴率が下がる傾向にあるので、本格的にレストランがオープンする第2話以降、どのような展開になるのか注目したい。
WOW!Korea提供