放送通信審議委員会がケーブルチャンネルMnetオーディション番組「アイドル学校」のランキング操作の案件を臨時会議で扱い事件の規模が明らかになった。
先月28日、放送通信審議委員会側は2021年第12回放送審議小委員会臨時会議の議事録を公開した。この日公開された会議の議題の中には「アイドル学校」のランキング操作事件もあった。
議事録によると、「アイドル学校」は、2話から11話までの10話分の放送で重複を含む233人の順位を操作して、4話の退所者発表時、残留者対象者10人を退所させ退所者10人を残留させて、実際の投票結果と違う内容を放送した。Mnetと同時に生放送したケーブルチャンネルtvNで2話から7話までの6話分の放送分で重複を含む146人の順位を操作し、2話発表時の残留者5人を退所させ、退所者5人を残留させて、実際の投票結果と、違う内容を放送して審議を受けることになった。
委員は「アイドル学校」のランキング操作事件が過去の「PRODUCE」シリーズ事件と同様の方法であると判断した。「PRODUCE」ランキング操作事件当時、放送審議委員会では4つのシーズン各3,000万ウォン（約300万円）ずつ、合計1億2000万ウォン（約1200万円）の課徴金賦課が議決された。
イ・サンヒ委員は「オーディション番組は視聴者の興味をベースにしているので、市場の冷静な評価を受ける。したがって、その部分は柔軟に見る必要がある」と述べた一方、「数字を虚として、または順位を変動させることは厳然たる故意の詐欺だ。これは、視聴者すなわち国民を対象に欺瞞し、馬鹿にしたもの」とし、法定制裁の課徴金の意見を出すと主張した。他の委員も法廷制裁を前提とした制作陣の意見陳述を聴取することに同意した。
一方、「アイドル学校」は、刑事裁判の控訴審が進行中だ。6月10日に行われた1審で「アイドル学校」の制作陣キム氏（CP総括プロデューサー）は懲役1年、キム前製作局長（本部長代行）は1000万ウォン（約100万円）の罰金刑を宣告され、検察側と製作陣側の両方が控訴し現在2審が進行中だ。
WOW!Korea提供
