BTS(防弾少年団)ジョングク、実兄ブランドの裏広告?「露出も問題」VS「商業的意図なし」…“完売”を生んでしまうアイドルの苦悩

グループBTS(防弾少年団)ジョングクの「裏広告疑惑」をめぐり、ネットユーザーたちの間で様々な意見が飛び交っている。

1日、公正取引委員会にジョングクの裏広告疑惑に関連した訴えがあった。裏広告とは有名人が商品の協賛あるいは広告料をもらっていながら、コンテンツ製作時に広告であることを明記しないことを指す。

法人登記簿謄本によると、ジョングクの実兄が5月に株式会社シックスガイズを設立し、ジョングクが社内理事として登録されていた。当該会社が9月初めにアパレルブランドGRAFITTI ON MINDをローンチしたのだが、9月1日にNAVER V Live放送した際、ジョングクが当該ブランドの服を着用し、別の日には色違いのTシャツを着た写真をファンコミュニティに掲載したというのだ。また、ジョングクは9月14日に当該会社の社内理事を辞任したことが分かった。

 

これを巡り、一部のネットユーザーたちは、ジョングクが会社の関係者として活動し、商品が露出したことが裏広告に該当すると主張した。購買をすすめていなくても露出しただけで売上収益を生み出しうるというのだ。

だが、商業的な意図を持っていたとみるのは難しいという反論も多い。ジョングクは放送時、当該ブランドについて言及をしていなかった。また、写真にも意図的なブランドの露出がなかったため、宣伝意図がないという解釈だ。

 

スターが着用した服、訪れる場所や食べる食べ物などはファンの最大の関心事だ。アイドルが使う品物が“完売行進”を見せる理由もここにある。ジョングクが2月に生放送を通じてコンブチャを好んで飲む姿が公開されると、販売会社Aの輸出量が一ヵ月で800%以上増えた事例もある。 これについてA社は「新型コロナウイルスの時期、中小企業の力になってくれる善良な影響力」と表現したりもした。

自発的なファンの消費性向までアーティストに責任を問うのは、いきすぎだという指摘も多い。

2021.10.01