日本でも人気の韓国ブランド「IMVELY」、元スタッフが暴露 「真夏にクーラーのない倉庫でコスメを放置」

8日、韓国MBCで放送された「あなたが信じていたフェイク2」では、80万人フォロワーをもつSNSインフルエンサー(イム・ジヒョン)が手掛けるブランドが物議を醸した経緯と真実にせまった。

SNSインフルエンサーのイム・ジヒョンは2013年、オンラインショッピングモールをオープンした後、有名デパートや免税店にショップを入店させ、1700億ウォン(約170億円)を売上げた韓国ブランド「IMVELY」。日本のファッションビルにも店舗をオープンさせ、日本の若者を中心に絶大な人気を誇る。昨年には、このインフルエンサー自身が来店し、ファンが長蛇の列をなした。

「IMVELY」は先ごろ、販売されていた化粧品が原因で副作用に苦しんだという顧客から告発され、これまで積みあげてきた信頼が崩れていると報じられた。

同件について、MBC「あなたが信じていたフェイク2」側がインタビューした被害者らは「顔が痛くて、寝ることさえできなかった」、「1か月間、家の外に出られなかった」など被害を訴えた。

また、被害者らは「IMVELY」側の対応に強い不満を示した。

被害を訴えるAさんは「病院から化粧品による副作用との診断書を作成してもらった。資料をすべて提出したにも関わらず、IMVELY側はむしろ特定化粧品を指定して診断書を書かせるのは違法だと話し、取り合ってくれなかった」と吐露している。

そんな中、「IMVELY」の元スタッフがコスメ用品の保管方法に問題があったことを暴露した。

元スタッフは「真夏、クーラーが効いていない劣悪な環境で保管していた」と明かし、物流倉庫を管理していた元スタッフは「真夏、外よりも内部がもっと暑かった。化粧品が溶けてしまいそうでエアコン設備を要請したが、古い建物のため設置だけで数千万ウォン(数百万円)がかかるから、と断られた」と暴露。

報道によると、今回問題が明るみになったことで製造日を確認し、急きょ(保管の)温度測定を始めたという。

イム・ジヒョンは去る7月1日付けで常務の職務を退き、経営から一線を引くと発表。ただし、これまで通り「IMVELY」のモデルを務めるなど広報活動を続けるのでは、と一部で非難の声が続いている。

なお、日本の公式SNSは「この度、韓国で起きました件につきまして心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「今回起きました件でお客様からの信頼を取り戻すべく弊社化粧品全51品目の安全性再検証を実施いたしました。
検査結果では、問題は一切発見されず安心してご利用できる製品と証明されました。(原文まま)」との公式文を投稿した。

 

WOW!korea提供

2019.07.09