韓国キム・ギドク監督(57)の映画「人間、空間、時間そして人間」の公開が不透明となった。
「人間、空間、時間そして人間」は先月開かれた第68回ベルリン国際映画祭のPanorama Special部門に公式招待された作品で、キム・ギドク監督の演出作だ。当初、同映画は4月に韓国配給を準備していた。しかし、関係者らは公開日の延期が避けられないとしている。
ある映画関係者は「『メビウス』の女優暴行事件で『人間、空間、時間そして人間』の公開が一度遅れた。その後、国内配給会社と4月公開を論議していたが、『PD手帳』放送の余波でこうなったと聞いている」と明かした。
去る6日、「映画監督キム・ギドク、巨匠の素顔」という主題で放送された「PD手帳」では、キム・ギドク監督が映画制作過程で女優らに性的暴行をはたらいたとする主張が提起された。彼の映画に出演した3人の女優はキム・ギドク監督が映画撮影中に公然と性関係を要求し、これを拒否すると暴行を行使したと主張した。
現在、キム・ギドク監督側とは連絡が途絶えた状態だ。
一方、「人間、空間、時間そして人間」はさまざまな年齢と職業の人物たちが軍艦に乗って旅行し、未知の空間で生存のために悲劇的な事件を起こしていく映画だ。キム・ギドク監督の23本目の長編映画で、フジイ・ミナ(藤井美菜)、チャン・グンソク、アン・ソンギ、イ・ソンジェ、リュ・スンボム、ソン・ギユン、オダギリジョーら有名俳優が挙って出演した。
WOW!korea提供