「コラム」東方神起ユンホが兵役で悩む若者に勇気を与えた

兵役は、本人だけでなくファンにも大きな出来事だ。兵役は隣の国のことだから知りたくもないし知らなくても良いと、目を背けてただ早く過ぎ去るのを待とうとした人もいたかもしれない。暗い時代に突入したと思った人もいたかもしれない。どうしてこんな兵役なんてあるのか、とやり切れない思いをした人も……。あるいは、心配が先に立ちネガティヴに捉えて落ち込んだ人もいたかもしれない。しかし、「そんな面ばかりではない」「それは違う」ということをユンホが証明してくれた21カ月間だった。


ユンホの兵役中の軌跡

ユンホが入隊中に成し遂げたことは多い。
多くの公演を成功させて、軍楽隊の形に新しい風を吹き込んだだけではない。最優秀訓練兵になり、さらには兵士の1%ほどしかなれないと言われる特級戦士にもなり、また地域に貢献したと評価されて楊州(ヤンジュ)市の名誉市民にもなった。ひとつひとつが、そう簡単に手に入れられるものではない。
兵役というのは人生の中で最も輝くであろう時間の2年近くを国のために捧げる。時間だけでなく、現役入隊ともなれば危険もあり、怪我の心配もある。ユンホも何度か大きな怪我もしている。
そうすると、国民の義務だとわかっていても、その時間が人生にとってマイナスになると考える人は多い。様々な手段で兵役を逃れようとする人が後を絶たないのはそのためだろう。
そんな中でのユンホの兵役中の軌跡は、今現在入隊中だったり、これから入隊する若者に勇気を与えるものになるはずである。(ページ2に続く)

2017.04.21