I.O.Iが作り上げる「2017年新人賞」、キーワードは「I.O.I vs I.O.I」

I.O.Iはまだ終わっていなかった。プロジェクト・ガールズグループとして誕生し、10カ月の公式活動を終え、散っていったが、11人のメンバーの影響力は2017年の歌謡界に、そのままバトンを引き継ぐ見通しだ。

活動を終え、公式ファンカフェは閉鎖された。メンバーたちが言っていた「5年後再結成」の約束は、流れが急変する歌謡界において、あまりにも気の遠くなるような時間だ。それならば、I.O.Iが築き上げた成果は、「一場の夢」のように朽ち果ててしまうのだろうか。

もちろん、そんなはずはない。相変わらず、別々に、また一緒に活動する11人のメンバーの活躍が「I.O.I」を離れても、きらびやかに繰り広げられる予定だからだ。

特に、今年ソロやグループでデビューを控えた彼女たちは、年末と来年初め、「2017年歌謡界授賞式」新人賞をめぐり、善意の争いを繰り広げる。それぞれを支持するファン層が、どの新人グループとも比較できないほどしっかりしているため、「彼女たちの誰かが、“新人賞”を手にするだろう」というのが業界の見方だ。


ファンタジオ所属のチェ・ユジョンとキム・ドヨンは、契約を結んだ後、正式デビューを準備中。PLEDIS所属のイム・ナヨンとチュ・ギョルギョンもガールズグル-プPRISTINとして2、3月にデビューを控えている。キム・チョンハはソロ歌手として上半期にデビューを予告、しばらく空席だったイ・ヒョリ、ヒョナを引き継ぐ強力な女性歌手の誕生を期待させた。2017年、新人賞のトロフィーをつかみ、揺るがすのはまさに彼女たちだ。

新人賞だけではない。すでに活動を一足先に始めたDIAのチョン・チェヨン、gugudanのキム・セジョンとカン・ミナ、宇宙少女のユ・ヨンジョンもI.O.Iで得た知名度とファン層を所属グループに吸収し、旋風を生むものと予想される。結局、2017年歌謡界の主要なキーワードは、まさに「I.O.I vs I.O.I」だ。

2017.01.28