故パク・テジュンポスコ名誉会長の一代記を描くドラマ「花火の中で」が11日、浦項(ポハン)で初撮影を行う。
同ドラマは、当初KBSで「鋼鉄王」というタイトルで制作されることになっていたが、政治的な議論から不発に終わっていた。
パク・テジュン役を演じる俳優チェ・スジョンや女優イ・イネらが参加し、浦項市にあるセット場で撮影に突入する。
セット場の場合、17億ウォン(およそ1億6000万円)をかけ、1960〜70年代の大統領府と浦項製鉄所建設の象徴であるロマンハウスなどが実物の70%の大きさで再現された。
制作会社であるガンホプロダクションは先月末、慶南ハプチョンと済州島などで撮影をスタートし、来る4月から放映される予定だ。
ドラマは、パク・テジュンポスコ名誉会長(1927〜2011)をモチーフにした主人公パク・テヒョンを通して、経済発展の成功神話を作り上げる人物たちの愛と義理、不朽の意志、挑戦と成長を描く。
クォン・テフム浦項市文化芸術課長は「神話を成し遂げた浦項市民たちの自負心を高め、ドラマ撮影現場の観光資源化として地域観光産業に役立つだろう」と語った。