俳優チャン・グンソク&ヨ・ジング、蛇までかじる情熱で「テバク」の逆転なるか!

201605201438777493_573ea896417d4土壇場での逆転は可能だろうか。SBSの月火ドラマ「テバク」の主役である俳優チャン・グンソクとヨ・ジングが、蛇をかじることもいとわない情熱で土壇場でのラストスパートにかける。

作品に対する愛情が並々ならぬふたりだが、この思いを視聴率にまでつなげることができるのか。

「テバク」は、王の忘れさられた息子テギル(チャン・グンソク)と彼の弟ヨニングン(ヨ・ジング/後の英祖)が、朝鮮時代の賭博場を背景にして命と王座、愛をかけた一本勝負に出るドラマだ。放送は8話が残った。視聴率上は、KBSの「町の弁護士チョ・ドゥルホ」におされて2位の座を辛うじて守っている状況だ。チャン・グンソクとヨ・ジングは、「視聴率に対しては、心残りがないといえば嘘です」と言いながら「まだあきらめていません」と再度決意を固めた。

チャン・グンソクとヨ・ジングは、20日に京畿道一山(キョンギド・イルサン)炭峴(タニョン)SBS製作センターで、月火ドラマ「テバク」関連の記者懇談会を開催して、今までのエピソードを公開した。

ふたりは作品に対する愛情が格別だった。まずチャン・グンソクは「作品を始める前に、重圧感と圧迫感、胸のときめきもありました。 俳優として渾身の力をつくして様々なシーンを作り出して、演技人生においてまたいっそう成長することができた作品です。テギルに会って思いっきり表現することができて良かったです」と明らかにした。

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ヨ・ジングもやはり、「テバク」という作品を通して、先輩と息を合わせるシーンが多いので僕にとっても重要な時期であるということをたくさん感じさせてくださって、多くのことを教えてくださっています。撮影以上の何かをやりこなしているという気がします。周囲の先輩や監督にコーチを受けてノウハウを伝授して頂いています。僕にとって大当たりの作品です」と付け加えた。

たいへん話題になったシーンがあった。チャン・グンソクが蛇をかんで食べるシーンだ。これについては、「苦労することは予想して来たので作家の方に十分な説明を聞いて、信頼があったので無条件付いて行く事にしていました」とくちを切った。続いて「難しいシーンでしたが、僕が果してこれを全部やり遂げることができるだろうかと思いながら始めました。僕が本当に俳優という職業に対して深く考えることができる時間になったと思います」と付け加えた。

それとともに「蛇を食べるとか、そんなことは大変なことではなく、カメラに赤いランプがつけば、何かを表現しなくちゃいけないと言う圧迫感があります。塩田でも生きている蟹をそのままかじりました。後で撮影が終わってから考えて見れば吐き気がしたりしました」と述べた。

ヨ・ジングにとっては、大先輩と向き合う演技が簡単ではなかったようだ。彼は「先輩と対立する場面が多くて精神的にも大変でした。チェ・ミンス先輩の演技を見ながら鳥肌が立ったりしました」と明らかにした。

最後にヨ・ジングは、「(同時間帯に放送される)3つのドラマの魅力が全部違っていたようです。比べること自体が難しく、僕らのドラマの魅力が少ないとは思いません。視聴者の方が見たいと思う見やすいジャンルが集まったという気がします。僕らの作品の強点は心理的な駆け引きだと思います。ドラマが終わるまではその駆け引きを活用すると思います。後半に残ったストーリーが今まで撮影してきたすべてのものを爆発させるために駆け抜けると思うので、とても面白くなるだろうと思います」と紹介した。

ふたりが愛情と情熱をこの作品に注いだぶん、残った放送で大衆の反応を得ることができるか。 「テバク」が良い反応を得て有終の美をおさめることができるかが注目されている。

2016.05.21