「取材レポ」イ·ミンホ、グローバルツアーアンコール公演!360度の舞台で魅了!@ソウル

4C1X0723-1 

数々の人気ドラマに出演、昨年末は最高視聴率25.6%を記録したSBS水木ドラマ「王冠を被ろうとする者、その重さに耐えろ-相続者たち」(以下「相続者たち」)のキム・タン役で「2013 SBS演技大賞」5冠王を達成し、韓国を代表する人気俳優として活躍するイ・ミンホ。

昨年5月から6ヶ国、8都市で全10回にわたり開催されたグローバルツアー『My Everything』のアンコール公演「イ·ミンホ、グローバルツアー - マイエブリシング·イン·ソウルアンコール」が1月18日(土)オリンピック公園SKハンドボール競技場で開催された。

 
会場の外ではオリジナル公式グッズを購入するための長蛇の列ができ、募金箱やイ・ミンホ等身大のパネルが設置された記念写真ブースも設けられ、お互いに写真を撮り合うファンの姿が後を絶たなかった。4C1X0714-1

会場は、韓国、日本、中国などから来た10代から50代までの多様な年齢層の女性ファンたちでぎっしり埋め尽くされ、始まる前から熱気で満たされた。今回の公演は、ファンたちのためにすべての方向で観覧が可能な360度の舞台と東西南北4方向の大型スクリーンを設置。

この日のオープニングゲストは新曲「Drawing The Line」でカムバックしたロイヤル パイロッツが登場し、会場の雰囲気を更に盛り上げた。 アメリカLAで結成されて現地トレーニングおよびクラブ公演で経験を積んだロイヤル パイロッツは、ボーカルのムン(キム・ムンチョル)とベーシスト ジェームズ、ドラマー、スユンで構成された3人組男性バンド。

JDM_7648

オープニング映像が流れた後、ファンはコンサートに欠かせない公式ペンライトを振りながら一斉に「イ·ミンホ」を連呼して登場を待ちわびた。グレーのスタイリッシュなロングダブルスーツに身を包んだイ·ミンホが「マイエブリシング( MY EVERYTHING ) 」を歌いながら舞台に上がると悲鳴にも似た大歓声が沸き上がり、最高潮の盛り上がりに。

イ・ミンホは「360度の舞台は初めてするのでちょっと落ち着かないですが、とても良いですね!」とファンたちに手を振ってあいさつをした。 引き続き「初めて来てくれた方も多いようでプレッシャーも感じますが、一生懸命良い思い出を作れるように頑張ります。今日は皆さんがスタンディングしてくれることを期待します。去年の初公演では、皆さんが立つかどうか迷っていましたが(笑)、その後の海外公演の盛り上がりを見て後悔していたのを知っています」と話して笑いを取る場面も。

4C1X0729-1

2曲目「カケラ」を歌う甘い声に酔いしれた後、「相続者たち」のダイジェスト映像が流れ、ファンたちは歓声を上げたり、切ない場面にため息をついたりした。その映像に合わせるように「相続者たち」の挿入歌である「辛い恋」を歌う姿はキム・タンを思い出させ、ドラマの余韻を楽しみたい5千人のファンたちを惹きつけた。

 
コメディアン ホン・インギュが司会を担当した中で、イ・ミンホは『ミンホのマーブル』『イ・ミンホの彼女を探せ』というイベントを通じてファンと和気あいあいとした楽しい時間を過ごした。

 ホン・インギュ(以下MC)は「自分も早く会場に着いたが、イ・ミンホさんが朝早くから会場に入って休まず練習をする姿を見て、本当にファンを愛する気持ちを感じた」とコメント。

『ミンホのマーブル』では東西南北に座るファンたちのために4種類のキーワードで対話をしたり、照れながら化粧品ブランド「イニスフリー」のCMのセリフ、「相続者たち」の名セリフを直接聞かせてくれる場面もあり、ファンにはたまらない演出となった。

4C1X0763-1

普段よく着るブランドは?と聞くと、舞台に準備されていたアウトドアブランド「エイダー」の黄色のダウンジャケットを指して、撮影現場で良く着ていましたがとっても暖かかったですと語った。ペアルックになるように黄色のダウンジャケットをプレゼントします、と言うとファンから大歓声!会場の中から一人当選したファンに握手とハグすると、皆悲鳴を上げて羨ましがった。

ここでお待ちかねのトークタイム。

MC「普段はどんな服を着ますか?」

イ・ミンホ「カジュアルな服が多いですが、その時どんな役を演じてるかによっても良く着る服のスタイルが変わります。シティハンターの時はトレンチコートを良く着ていました」

MC「寝るときはどんな服装ですか?」

イ・ミンホ「その時によって違いますが、昨日は下着だけ身につけて寝ました」

MC「下着の色はどんな色ですか?」という質問には、笑いながら「(笑)シンプルな黒色が多いです」と回答。

ファンからの質問を10個選んで、それに答える質問コーナーが続いた。

カフェで良く飲むメニューは、アイスカフェラテ。元々はアイスカフェモカだったが、変わったそう。

「お酒はあまり飲めないけど、シャンパンが好きで最近前より飲めるようになりました」とコメントしたが、「酒量は半瓶くらいで酔って寝てしまいます」と意外な一面も。

MCが「酔ったら誰かがキスしても気が付かないですか?」と聞くと、「気付いても知らないふりしないとでしょう?(笑)」というセンスのある返答に会場は「キャー」と大興奮!

得意料理はラーメンで、中学生の頃までは友達にも料理を良くしてあげたとのこと。母親が料理上手なので味覚に自信がある様子。

4C1X0771-1

MC「絶対味覚なんですね~!絶対味覚の舌を見せて下さい」というとイ・ミンホは「舌をどうやって見せたらいいんですか?」と困りながら、「公演が終わったらSNSで見せます」と約束し、公演終了後にTwitterで「約束守った!」のコメントと共に可愛く舌を出した写真がアップされ話題となった。

今までで一番気に入ってる役割は?の質問には、「花より男子」のク·ジュンピョは面白かったし、「信義」のチェ·ヨンや、「相続人」のキム・タンは少し似てる部分がある気がした。カッコ良かったのは「シティーハンター」のイ·ユンソン、「個人の趣向」のチョン·ジホはちょっと自分とは違うので魅力的だった。最終的には最も素敵なキャラクターはイ·ミンホだと言ってはにかむように笑った。

その後、記憶に新しい様々な授賞式の話題に。どの賞が一番嬉しかったですか?という質問に、「2013 SBS演技大賞」5冠王になったことを挙げた。

4C1X1182-1

そのうちの3つはファンの方が直接投票して下さったので感謝しています、とファンへの感謝を忘れない謙虚さも。

今年は映画「江南ブルース」の撮影も決まっていて去年のようなワールドツアーは難しいかもしれないと残念がった。

プレゼントが5個準備され、イ・ミンホがオリジナル曲のイントロクイズを間違う度にプレゼントが減るというコーナーに、会場全体で大盛り上がり。時にはドラムの一部分だけという問題もあって難しいクイズだったが、5曲中3曲正解。

「相続者たち」の中から、「思春期は年齢が作るのではなく、状況が作るものである。」「それにもかかわらず、直進」を名セリフに挙げたイ·ミンホは、その場で再演して客席を熱狂させた。

去年の公演でワンフレーズだけ歌った曲なんですが、あまり期待しないで下さい(笑)とコメントしながら、キム・ボムスの「終わりの愛」のカバーを披露。キーの高い難しい曲だがファンのために努力して練習した成果が伝わってきて、客席は感動に包まれた。

4C1X1106-1

二組目のスペシャルゲストは、ゲスト舞台だけでなくコンサートの総振りつけまで引き受け、ワールドツアーを共に回ったグループ「MONSTERZ」。今やミンホファンの中では知らない人はいないという、彼らの存在感をアピールするステージになった。

引き続いて「LOVE MOTION」、「MY LITTLE PRINCESS」を熱唱する中で、次々とスタンディングになり会場が完全に一つに!イ・ミンホは客席と近く、360度見渡せる今回の会場をとても気に入ったと何度も説明。

 『イ・ミンホの彼女を探せ』コーナーではファンたちの中から理想のタイプの女性を探すイベントを進めた。 イ・ミンホは「ロングストレートヘア、白い服を着ている女性、ヒールを履いてる方、愛嬌ある女性、最近一週間の中で見た映画やコンサートのチケットか本を持ってる人」などの条件を出し、当てはまる4人が舞台の上に上がった。

4C1X1347-1

イ・ミンホは4人の姿を見れない舞台裏で、ファンたちとトークをしながら自身の理想1人を選んだ。そのままイ・ミンホと対面しないまま退場かと思いきや、「You and I」の曲の最後で、選ばれた女性を後ろからハグして登場するサプライズを見せ、会場からは歓声と悲鳴の嵐に。

更に選ばれたファンにネックレスをイ・ミンホが直接付けてプレゼントするなど、惜しみないファンサービスに、ファンたちは羨ましさを隠せなかった。

ファンのリクエストに応えて、「キヨミ」(愛嬌をアピールする振り付けが特徴の歌)も披露し、「もうすぐ旧正月なので良い新年をお迎えください。映画の撮影も一生懸命して、より良い姿をお見せできるようにこれからも努力していきます。ありがとうございました。」と締めくくった。

4C1X1394-1

「WITHOUT YOU」を真摯な表情で心をこめ熱唱したあと、アンコールで「SAY YES」を歌いながら、2階の客席から登場し、2階を一周するなど最後の最後までファン一人ひとりに愛情を注ぐイ・ミンホの心遣いが十分感じられるファンミーティングだった。

この日イ・ミンホはバラードからダンスまで無理なくこなして多様な魅力を見せた。バンド、バックコーラス、ダンサーのゴージャスなステージとパフォーマンス、イ・ミンホの人柄が感じられるトーク、そしてファンをステージに上げての感動のひととき、ファンたちと楽しい時間を過ごすために努力する姿に温かい素敵な時間となった。 ファンたちはイ・ミンホが歌う時は真剣に聞き、ダンスタイムでは席から立って共に振りつけをまねて冬の夜、特別な時間を過ごした。

4C1X1468-1

 

 取材:Korepoソウル  yoshie.F

2014.01.19