「個別インタビュー」ロイ・キム、デビュー14年目で日本初単独公演へ「新人としてスタートする気持ち」…音楽への思いと新たな挑戦

2012年、韓国のオーディション番組『SUPERSTAR K4』で優勝し、翌2013年にデビューしたシンガーソングライター、ロイ・キム。デビュー曲『春春春(Bom Bom Bom)』をはじめ、『HOME』『Only Then』など数々のヒット曲を生み出し、韓国ドラマのOSTでも多くの人々を魅了してきた。

2026年には初のリメイクアルバム『Bloom Again』を発表したほか、RADWIMPSの名曲『Sparkle』の韓国語カバー、10月6日には新曲『CRY OUT LOUD』をリリース。そして2027年2月6日には、東京・豊洲PITで待望の日本初単独公演『2026-27 ROY KIM LIVE TOUR [R:O:Y] in TOKYO』を開催する。

今回、ロイ・キムに直接インタビューを行い、デビュー14年の歩みや音楽への思い、楽曲制作の裏話、そして日本公演への意気込みまで、たっぷりと話を聞いた。

Q1. 2012年のデビューから14年が経ちました。当時思い描いていた歌手像と、今の自分はどれくらい近いですか?

デビュー当時、僕の一番の夢は「単独コンサートを開くこと」でした。それを考えると、今の自分は韓国の大きな会場でライブができるようにもなりましたし、当時描いていた夢よりもずっと多くのことを叶えられたんじゃないかなと思います。

Q2. 長く活動する中で、音楽への向き合い方も変化してきたと思います。デビュー当時から変わらないこと、逆に変わったことはありますか?

音楽に向き合う態度や、「何よりも楽しく音楽作りをする」「素直な気持ちを込める」という部分はデビュー当時から変わっていません。

逆に変わったのは、曲作りの「時間配分」ですね。昔はメロディーを作る時間の方が圧倒的に長かったのですが、今は、歌詞を書くことにその10倍の時間を掛けるようになりました。また、デビュー当時はただ“自分の話”を書くことが多かったのですが、今は“より多くの人に共感してもらえる話”を紡ぎたいと思うようになったからかもしれません。

Q3. 以前、「歌手としての楽しみの大部分はライブにある」と話されていましたが、その思いは今も変わりませんか? 現在のロイ・キムさんにとって、ライブとはどのような存在ですか?

今もまったく変わりません。バラエティ番組やYouTube、日々のさまざまな活動のすべてが、年末の単独コンサートのためにあると言っても過言ではないくらいです。

もちろん、作曲してリリースした曲を聴いた方が、オンライン上で「この曲に救われました、慰められました」と書き込んでくださるのを見るのも本当に嬉しいです。でも、ライブという場は、そういう思いを持ったお客さんの表情を直接見て、むしろ僕自身が慰められるんです。僕とお客さんがひとつの気持ちで「一つになれている」と感じられるあの瞬間が、何よりも嬉しいですね。

Q4. 年齢や経験を重ねたことで、昔とは歌い方や受け止め方が変わったご自身の楽曲はありますか?

実は、2013年や2014年の自分の歌を聴くのが恥ずかしくて、今では照れくさくて聴いていられないくらいなんです(笑)。若い頃はただ「上手く歌おう」ということばかりを考えて歌っていたんですよね。

今は、曲を聴く側のことを考えて、作る・歌うというところは変わったと思います。人前で歌うことや歌を愛する気持ちは昔と変わっていません。

Q5. 以前、日常の会話で気になった言葉をスマートフォンにメモし、ギターを弾きながらメロディーを作ることが多いとお話しされていましたが、今もその制作スタイルですか?

はい、今も変わっていません! ほぼ毎日のように、気になった言葉や歌詞のフレーズをスマホにメモしています。締め切りが近づいて曲を仕上げなければいけない時に、そのメモを見返しながらギターを出して、「この歌詞、今のタイミングで使えるかな?」と考えながら曲を完成させていくスタイルです。

Q6. 『Sparkle』の韓国語リメイクのオファーを受けたとき、率直にどう思いましたか?

韓国でもとても有名な映画の主題歌ですし、名曲なので、最初はかなりのプレッシャーを感じました。韓国だけでなく、日本にも大勢のファンがいらっしゃる楽曲ですから。

でも、「今やらなきゃ、いつやるんだ!」と勇気を出してお引き受けすることにしました。

Q7. 今回は韓国語詞の制作にも参加されました。原曲の世界観を韓国語で表現する上で、特に大切にしたことは何ですか?

歌詞を書く前日に、もう一度映画『君の名は。』を観直しました。以前観た時と違って、改めて観るとただ悲しいだけでなく、ハッピーエンドへ向かう感情の部分も感じたんです。

なので、歌詞自体も悲しみに寄り過ぎないように意識しました。聴く方それぞれが自由に解釈できるよう“開かれた感じ(表現)”を意識し、無理やりエンディングにしないように考えて、原曲の魅力を損なわないような歌詞を書こうと努力しました。

Q8. 完成した韓国語版『Sparkle』を聴いて、「ここは自分らしい『Sparkle』になった」と感じる部分はありますか?

原曲のボーカルの方は美声で少しハイトーン(高音)が魅力ですが、僕のバージョンはどちらかというと、トーンが少し低く、全体的に重厚感があります。

ネットの反応でも「少し成熟した主人公のようだ」という書き込みを見かけたのですが、僕の中低音を生かすことで、成熟した主人公が歌っているような、僕がリメイクした魅力も原曲の魅力も表現できたのではないかと思っています。

Q9. 2026年10月6日にリリースされた新曲『CRY OUT LOUD』は、どのような楽曲ですか?

この2年ほど「愛」や「恋」に関する歌を続けて書いていたので、今回は恋愛に限らず、もっと広い感情を描きたいと思って作った曲です。

悲しみや辛いことが重なっている時って、普通は「頑張って」「辛いのは君だけじゃないよ」と声をかけがちですよね。でもこの曲ではもっと軽く、「大変だね、大丈夫だよ」「怒りたい時は怒っていいんだよ」と、むしろこの曲の前ではそのままでいていいと伝えたいんです。

感情に素直になって、泣きたい時には思いきり大声で泣いてほしい。自分の感情に素直になっていいよ、というような楽曲になっています。

■一問一答コーナー

――ここで少し気分を変えて、一問一答に参りましょう! 直感でお答えください(笑)。

・朝型? 夜型?

夜型です。

・最近、一番ときめいたことは?

昨日、日本のファッションブランド「A.PRESSE(アプレッセ)」に行って、すごく格好良いレザージャケットを買ったことです!

・最近、一番嬉しくて笑ったことは?

11月の韓国単独コンサートがソールドアウトしたことです!

・最近覚えた日本語は?

「メロい」(※メロメロになるほど魅力的という意味の若者言葉)です(笑)。

・日本に来たら食べたくなるものは?

とんかつが好きです! 「まい泉」に行きました!

・日本で丸1日オフをもらえたら、何をしたい?

実は今月は、昨日だけお休みだったので、1日早く日本に来て、青山からスタートして表参道、原宿を巡って買い物を楽しみました! 帽子や靴、レザージャケットも買えて大満足でした。

・自分の曲をカラオケで歌っている人に遭遇したら、声をかける? こっそり聴く?

ドアを開けて中に入るのは怖がられるかもしれないので(笑)、ドアの窓からこっそり覗いて、誰が歌ってくれているのか確かめます!

・今の気分に一番近い、ご自身の楽曲は?

頻繁に日本でライブができるわけではないので、久しぶりに来られて本当に目に入れても痛くないほど愛おしい……という意味で『春春春(Bom Bom Bom)』です!

・最近、スマートフォンで一番よく使う絵文字は?

敬礼の絵文字「🫡」です。

・そして最後に……以前「ダンスは期待しないでほしい」とおっしゃっていましたが(笑)、そろそろ期待してもいいですか? YES or NO?

いいえ(NO)です!(笑)僕が踊ること自体は良いのですが、見ている側が楽しいかどうかはまた別だと思います(笑)。

Q10. これまで日本を訪れる中で、日本に対する印象は変わりましたか? 今、特に魅力を感じているところも教えてください。

昨日感じたのですが、僕はまだ日本語が上手ではないにもかかわらず、東京は韓国語だけでも十分に楽しめる街だなと思いました。韓国からもたくさんの方が旅行に来ていますよね。

元々日本のカルチャーやファッションが大好きなのですが、韓国では日本のスタイルが流行り、日本では韓国スタイルが流行ったりしていますよね。僕個人としては、ミリタリーやアメカジといった男性的なファッションが好きなので、そういう魅力的なブランドが多い日本にはすごく惹かれます。

Q11. 2027年2月6日、豊洲PITでの単独公演『2026-27 ROY KIM LIVE TOUR [R:O] in TOKYO』が決定しました。決まった時はどんなお気持ちでしたか?

正直、心配や不安も大きかったです。「日本でライブをやりたい」という気持ちは本当に強かったのですが、韓国ではない他の国で僕を観に来てくださるファンの方がどれくらいいるのだろうか……という不安もありました。

だからこそ、最初は新人としてスタートする気持ちで臨もうと思っています。日本で僕の音楽を待ってくださっているファンの方々がいらっしゃるとしたら、直接お会いして、これからじっくり長い目で、僕のファン・ROYROSE(ロイロゼ)になっていただいて、関係を作っていけたらと思っています。

Q12. 豊洲PIT公演では、日本のファンにどのようなステージを見せたいですか? 見どころを教えてください。

セクシーなダンス……は期待しないでくださいね!(笑)

これまで歌ってきた僕のヒット曲を、新しいアレンジでお届けする予定です。実は今日インタビューを受けながら、「韓国に帰ったら絶対に日本語の先生を探して勉強しよう!」と決意しました。2月の公演では、僕は(日本語の)聞き取りができないとしても、僕がみなさんへ日本語で話すようにします!

Q13. 『Sparkle』の韓国語リメイクや日本での単独公演など、日本とのつながりも深まっていますが、今後日本で挑戦してみたいことはありますか?

いつかは東京ドームに行ってみますか?! ……ただ歩いて行くだけになりそうですが(笑)

今はまさに日本でのスタートを切ったばかりですので、どんな機会でも構わず、僕の音楽と名前を知っていただけるチャンスがあれば何でも挑戦したいです。日本のバラエティ番組にも出てみたいです!

――日本のバラエティ番組だと、お尻に激しい電気ショックを受ける椅子に座るような体当たりの企画もよくありますが、チャレンジできそうですか?

もちろん、やります! 元海兵隊で体もタフなので、何でもやりますよ(笑)。

Q14. デビュー14年目を迎えた今、アーティストとして新たに挑戦したいことや夢を教えてください。

現在の夢としては、英語のアルバムを制作中です。

あとは、「なぜ今まで日本語をもっとちゃんと勉強してこなかったんだろう」と思っているので、これからは日本に来るたびに上達した日本語をお見せしたいです。言葉のセンスは悪くない方だと思うので(笑)、期待していてください!

Q15. 最後に、豊洲PIT公演を楽しみにしている日本のファンへメッセージをお願いします。

日本での単独コンサートは初めてとなるので、来てくださる皆さんにまずは心から感謝を伝えたいです。お待たせしてしまって本当に申し訳ありませんでした。

僕を知って会場に足を運んでくださる皆さんに、「来て良かった」と帰り道に一切の後悔をさせないような最高のライブにします!

デビュー14年目を迎えた今も、音楽への真摯な思いを持ち続けるロイ・キム。日本では「新人としてスタートする気持ち」と語る彼が、2027年2月6日の豊洲PIT公演でどのようなステージを届けてくれるのか、期待が高まる。

※ROYROSE(ロイロゼ)は、ロイ・キムの公式ファンダム(ファンコミュニティ)名。

■公演概要

2026-27 ROY KIM LIVE TOUR [R:O:Y] in TOKYO

<公演日程>
[東京・豊洲PIT]
2027/02/06(SAT) OPEN 17:00 / START 18:00
※公演内容、公演日程、出演者等は急遽変更になる場合がございます。あらかじめご了承ください。

<チケット料金>
■ 一般席 13,000円(税込)
※ご入場時、別途ドリンク代(600円)が必要となります。

お問い合わせ:DISK GARAGE https://info.diskgarage.com

【PG2次先行スケジュール】
■ 受付期間:10/26(月) 18:00 ~ 11/8(日) 23:59
■ 当落発表:11/10(火)
■ 入金期限:11/10(火) 18:00 ~ 11/15(日) 23:59
→ https://l-tike.com/roykim/
※ 日本国外の居住者に向けたグローバル販売ページも同時オープン

<注意事項>
※別途プレイガイド手数料が発生いたします。
※3歳以上有料、3歳未満入場不可
※お1人様1公演につき4枚まで

https://l-tike.com/roykim/

 

2026.10.26