
※あらすじ・ネタバレになる内容が含まれています。
SBS金土ドラマ「ドクターX ~白衣のマフィア~」(以下、「ドクターX」)第3話では、天才外科医ケ・スジョン(キム・ジウォン)が脳出血で倒れた病院の清掃スタッフを救い、患者の命よりも病院の体面を優先する医師たちに痛烈な一撃を加える姿が描かれた。
16日に韓国で放送された第3話では、ケ・スジョンが卓越した手術技術で患者の命を救う一方、グソ大学ソナム病院の病院長プ・スングォン(ソン・ヒョンジュ)が、病院内で死亡した救急救命士ソ・ジニョン(カン・ジュンソク)の事件について、病院側の過ちを公式に謝罪。患者の命と病院の利益をめぐる対立が浮き彫りになる中、改革に向けた大きな一歩を踏み出した。
物語は、グソ大学ソナム病院の外科医たちが、前回の手術でケ・スジョンが披露した術式について、正体不明の医師「ドクターX」の手術方法と似ていると疑惑を提起する場面から始まった。
かつて同じ術式で手術を受けた患者は、手術から2か月後に死亡していた。執刀医の名前は明かされず、カルテには「ドクターX」という名前だけが残されていた。医師たちは、ケ・スジョンがこの術式を参考にしていた場合、同じ問題が起こる可能性があると懸念を示した。
しかし、病院長のプ・スングォンは「何か問題が起きたとき、責任を取る人間は残しておかなければなりませんから」と語り、ケ・スジョンを外科ではなく、人手不足に悩む救急外来へ配置した。
そんな中、グソ大学ソナム病院で救急救命士として働いていたソ・ジニョンの死から1年を迎えようとしていたことから、事件が再び議論の的となる。
救急医学科の教授キム・ソンジン(ホ・ジュンソク)は、当時、院内に開頭手術を執刀できる医師がおらず、救命のためのゴールデンタイムを逃してしまったことを思い出し、深い罪悪感に苦しんでいた。
開頭手術は危険性が高い一方、収益性が低いため、韓国全土でも執刀できる医師が多くない手術だった。チャン・ヒスク(イ・ジョンウン)は、特にグソ大学ソナム病院では他の病院と比べて開頭手術ができる医師が圧倒的に不足していることを指摘。「金もうけのことしか考えない病院では、必ず事故が起きる」と厳しく批判した。
それから間もなく、病院の清掃委託スタッフであるヨ・ジョンスン(シン・ヘギョン)が、脳出血の症状を起こして倒れる事態が発生した。
院内で開頭手術を担当できる医師が全員不在だったため、外科教授のト・ユンシク(キム・ヨンミン)は他の病院への転院を主張。しかし、経営チームの部長イ・ソネ(キム・ヨンア)は、再び病院関係者が倒れ、他院へ搬送されることになればグソ大学ソナム病院の信頼が失墜するとして、院内での治療を強く求めた。
患者の命を救わなければならないという切迫した状況と、病院の体面を守ろうとする思惑が衝突する中、外科インターンのパク・テギョン(キム・ウソク)が駆け込んできた。ケ・スジョンがすでに手術を始めているというのだ。
実はケ・スジョンは、以前偶然出会ったヨ・ジョンスンの体調に異変を察知していた。緊急事態に備え、夜明けから救急外来で仮眠を取りながら待機していたのだった。
慌てて手術見学室に駆け付けた医師たちは、脳神経外科(NS)の専門医資格を持たないと思われていたケ・スジョンが開頭手術を執刀していることに驚き、「今すぐ手術を中止すべきだ」と激しく反発した。
しかし、そのときチャン・ヒスクがケ・スジョンの脳神経外科専門医資格を証明する書類を持って現れた。
ケ・スジョンは驚くほど正確で完璧な手技を披露し、難しい手術を成功させた。その圧倒的な技術を目の当たりにしたプ・スングォンは、「完璧です。こんな手術を見るのは久しぶりですね」と感嘆した。
その後の会議では、脳神経外科の教授たちが「医者だって人間なんだ」と言い訳を並べ、責任を回避しようとする姿を見せた。
そんな教授たちに対し、ケ・スジョンは「あなたたちだけが人間なの? 患者だって人間よ」と鋭く言い放った。
さらに「医者であろうと努力はしないんですか? ただの人間でいるだけなんですか? それなら、いつ医者になるんですか?」と問い詰め、医師としての責任を忘れた教授たちを厳しく非難した。
患者の命が懸かっているにもかかわらず、誰も責任を取ろうとしない現実に、病院長のプ・スングォンも怒りを募らせた。
やがてプ・スングォンは、予定されていた就任式の代わりに、自ら記者会見を開くことを決断した。
会見では、ソ・ジニョンの死が医療現場の劣悪な環境と構造的な問題を浮き彫りにした事件であることを公に認めた。そして何より、病院が最も基本的な「信頼」を裏切ったことについて、遺族や国民、病院の職員たちに深々と頭を下げ、心から謝罪した。
これまでの過ちを認め、病院を変えていくという強い意思を示したのだった。
一方、救急医学科教授のキム・ソンジンは、ソ・ジニョンの死亡事件当時、匿名掲示板に病院の問題を告発する文章を投稿したのは自分だと明かした。
しかし、実際に投稿した人物は、病院の変化を願っていたペ・フンゴン(イ・ソンウク)だった。さらに、外科教授のト・ユンシクもその投稿に協力していたことが明らかになり、意外な事実が浮かび上がった。
その後、ケ・スジョンの手術成功に自信を深めたチャン・ヒスクは、プ・スングォンに新たな契約書を差し出した。今回の手術によって、ケ・スジョンがより高い報酬を受け取る資格があることを証明したと強調した。
しかし、プ・スングォンは新たな外科医ナ・デイル(チャン・スンジョ)を呼び寄せ、ケ・スジョンとの契約を保留した。
ナ・デイルの突然の登場により、ケ・スジョンの契約の行方が不透明となり、今後の展開への関心が高まった。
第3話では、ケ・スジョンの圧倒的な手術技術に加え、病院の構造的な問題を鋭く突く展開が繰り広げられた。特に、患者の命を最優先に考え、責任逃れをする医師たちに毅然と立ち向かうケ・スジョンの姿は、視聴者に感動と爽快感をもたらした。
また、病院の過ちを公式に認め、改革への第一歩を踏み出したプ・スングォンの決断も印象的だった。新たな外科医ナ・デイルの登場によって、ケ・スジョンを取り巻く状況がどのように変化するのか、今後の展開に期待が集まる。
第3話の視聴率は、ニールセン・コリアの全国世帯基準で15.1%を記録。第2話の14.9%から0.2ポイント上昇し、自己最高視聴率を更新した。初回から3話連続で2桁視聴率を維持し、放送開始からわずか3話で15%の大台を突破した。
さらに、瞬間最高視聴率は16.9%、首都圏視聴率は14.9%を記録。20~49歳を対象とした視聴率も平均4.7%、最高5.23%に達し、視聴率20%突破への期待も高まっている。
「ドクターX」は、韓国SBSで毎週金曜日と土曜日の午後9時50分から放送中。日本ではNetflixで配信中。
WOW!Korea提供






