
俳優ナム・ジヒョンとキム・ジェヨンが、8年前に兄妹役を演じたドラマ「100日の郎君様」以来、恋人役として再共演する。セックストイという大胆な題材を扱う新作ドラマ「私を震えさせて」の制作発表会で、2人が再共演の感想や撮影エピソードを明かした。
14日午前、ソウル・マポ(麻浦)区サンアム(上岩)洞のスタンフォードホテルソウルで、TVINGオリジナルドラマ「私を震えさせて」の制作発表会が行われ、キム・イェジ監督、ナム・ジヒョン、キム・ジェヨンが出席した。
「私を震えさせて」は、愛がなければ肉体関係を持たない女性コン・ヨンスと、愛がなくても肉体関係を持てる男性トッコ・ダルが、アダルトグッズ会社で一緒に働くことから始まる成長ロマンティックコメディーだ。
■セックストイという大胆な題材…監督が明かした制作意図
キム・イェジ監督は、セックストイという題材を選んだ理由について「この部分については本当にたくさん悩みました。セックストイというアイテム自体、以前に比べればオープンに語られるようになりましたが、題材そのものをクールに見せようとはしませんでした」と明かした。
続けて「韓国ドラマでセックストイというアイテムがまったく扱われてこなかったわけではありません。私たちが描きたかったのは、その刺激的な側面ではなく、このアイテムを通じて男女2人がどのように愛について語り合うのかということです。あくまで2人の関係を描くための媒介として用いました」と説明した。
さらに「クールだと主張することで、かえって多くの視聴者に反感を与えてしまう可能性があると思いました。そのため、この部分については表現を抑えるようにしました」と語った。
■ナム・ジヒョンは「台本から飛び出してきたよう」…主演2人の起用理由
キム監督は、主演2人をキャスティングした理由についても明かした。
ナム・ジヒョンについては「コン・ヨンスは、とてもまじめで正しい人であってほしいと思いました。私が知っている女優の中では、ナム・ジヒョンさんがぴったりだと考えました。台本に描かれた人物がそのまま飛び出してきたようで、迷う余地はありませんでした」と絶賛した。
一方、キム・ジェヨンについては「ジェヨンさんはクールなイケメンです。トッコ・ダルは自分の信念がはっきりしていて、少しかっこつけるところもある人物です。そんな男性が、自分の信念とは正反対の状況に置かれた時、どのように崩れていくのかも重要なポイントでした」と説明した。
続けて「ジェヨンさんは内面がとても繊細で優しい人です。それに、見た目も本当にかっこいいですよね。だからジェヨンさんにお願いしました」と語った。
■ナム・ジヒョン、王道ラブコメに挑戦「絶えず相手を説得する過程が面白い」
ナム・ジヒョンが演じるコン・ヨンスは、年間22回もの法事を行う宗家の長女として育ち、愛のない肉体関係など想像もできない、生まれながらにして儒教的な価値観を持つ女性。そんな彼女が、セックストイのマーケティングを担当することになる。
ナム・ジヒョンは出演を決めた理由について「物語が新鮮で、題材も斬新でした。なじみのある物語に新しい題材が登場する作品なんです。私たちの日常にある普通のラブストーリーであり、親しみやすいロマンティックコメディーだと思いました」と説明した。
さらに「トッコ・ダルとコン・ヨンスの物語は、とても共感できるラブストーリーだったので、久しぶりにこういう作品に出演したいと思い、参加を決めました」と明かした。
「ラブコメの女神」と呼ばれるナム・ジヒョンだが、ロマンス作品への出演が続いていることについては「実は前作のロマンス時代劇に出演する前は、長い間ジャンルものの作品に取り組んでいました。ロマンスやヒューマンドラマなど、私たちの日常に身近なジャンルをやりたいと思っていたのですが、時代劇と今回の作品を同じ時期に撮影したため、結果的にロマンス作品が続く形になりました」と説明した。
続けて「2つのロマンスは雰囲気が違うと思います。前作が時代劇風のロマンスなら、『私を震えさせて』は王道のロマンティックコメディーです」と、その違いを強調した。
そして「違いを挙げるなら、男女の主人公が最も激しく話し合い、けんかをするドラマではないでしょうか。そこが魅力的でした。お互いを理解できないからけんかをするというより、絶えず相手を説得しようとする過程がとても面白かったです」と語り、2人の掛け合いを見どころに挙げた。
■キム・ジェヨン、役作りの参考はチュ・ウジェ「セクシーな男性として成功したい」
キム・ジェヨンは、愛と肉体的な魅力は別のものであり、必ずしも両方が伴う必要はないと考えるセックストイ関連スタートアップ企業のCEO、トッコ・ダルを演じる。
出演を決めた理由については「ジヒョンさんが出演すると聞いて、ぜひやりたいと思いました」と、共演相手の存在が大きかったことを明かした。
続けて「アダルトグッズという題材については、最初は私もそういう業界の人物を演じることに戸惑いました。でも、台本を読んでみると、想像していたような作品ではまったくありませんでした。ロマンティックコメディーなのに物語の展開がとても速いんです。その点がすごく面白くて、出演を決めました」と説明した。
トッコ・ダルの役作りでは、タレントのチュ・ウジェを参考にしたという。
キム・ジェヨンは「親しい人の中で、MBTIの『T(思考型)』といえばチュ・ウジェさんです。彼の話し方をかなり取り入れたと思います。ただ、最近は年齢を重ねたせいか、かなり混乱しています」と冗談を交え、会場の笑いを誘った。
また、自身が演じるキャラクターについて「監督が私をセクシーに見せようと、本当にたくさん努力してくださいました。こういうセクシーな男性の雰囲気を持つ役で、最後にもう一度成功したいです。プレッシャーはありますが、そうなりたいです」と率直な願望を明かした。
■8年前は兄妹、今回は恋人役!再共演で変わった互いの印象
ロマンティックコメディーに欠かせないのが、主演俳優同士の相性だ。ナム・ジヒョンとキム・ジェヨンは、2018年のドラマ「100日の郎君様」以来、8年ぶりの共演となる。当時は兄妹を演じた2人が、今回は恋人役として再会した。
ナム・ジヒョンは「以前、ジェヨンさんとは兄妹役で共演したことがあります。今回は恋愛相手として再会したのですが、とても気が楽でした。ロマンスは、お互いがリラックスしているほうが、より良い相性を見せられると思います」と語った。
さらに「ジェヨンさんは内面が繊細で優しいところがあり、私のこともよく気遣ってくれました。それに、現場のムードメーカーなんです。ユーモアのある話し方をする人なので、その言葉を聞いて笑いながら撮影していたと思います」と振り返った。
一方、キム・ジェヨンは「ジヒョンは以前、僕にとって妹役だったので、妹としてしか見ていませんでした。でも今回の作品で再会すると、大人の女性になったと感じました」と、8年の歳月を経た印象の変化を明かした。
続けて「以前から知っている仲ですし、ジヒョンは演技がとても上手で、リアクションも良く、頭の良い人なので、リラックスして撮影できました。一緒に仕事をしながら、たくさん助けてもらったと思います」と感謝を伝えた。
■「公共交通機関や家族と一緒に見ても大丈夫」刺激的な題材とは異なる温かな物語
制作発表会の終盤、キム・イェジ監督は「これまで見たことのない作品です。ロマンティックコメディーに期待される要素を十分に備えながら、ほかの作品と何が違うのかというポイントも明確です」と自信を見せた。
さらに「ご覧いただければ、登場人物一人ひとりが生き生きとしていることが分かると思います。題材はこうしたものですが、実際にはとても無害な作品です。見ている間、ずっと母親のような温かい笑顔で見守っていただけると思います」と見どころを紹介した。
ナム・ジヒョンも「本当に面白い作品です。最近思うのですが、1日の仕事を終えると疲れてしまう人が多いですよね。そんな時に、気持ち良く笑えて、心が温かくなるドラマだと思います」とアピールした。
そして、作品の題材から視聴する場所を気にする人がいることにも言及。「『家でしか見られない作品ですか?』と質問された方もいましたが、まったくそんなことはありません。公共交通機関の中で見ても大丈夫ですし、家族と一緒に見ても問題ないと思います」と説明した。
続けて「誰もが楽しく、温かい気持ちで、かわいらしい作品として楽しめるドラマなので、たくさんの関心と愛をお願いします」と呼びかけた。
キム・ジェヨンも「台本が本当に面白かったです。今回は主演の2人のカップルについてお話ししましたが、ほかにもカップルが登場し、それぞれの愛が発展していく物語も新鮮です」と紹介した。
さらに「題材は刺激的ですが、美しく描かれています。ロマンティックコメディーでありながら、コメディーの要素が大きな割合を占めているので、皆さんに楽しく見ていただけるドラマだと思います」と期待を寄せた。
セックストイという意外性のある題材を通じて、正反対の恋愛観を持つ男女がぶつかり合い、互いを理解していく過程を描く「私を震えさせて」。8年ぶりに再会したナム・ジヒョンとキム・ジェヨンが、どのような新しい相性を見せるのか注目される。
「私を震えさせて」は、韓国では10月15日午後6時からTVINGで公開される。日本では同日午後6時30分からDisney+の「スター」で独占配信。初回は第1話から第4話までを一挙配信し、以降は毎週木曜日に2話ずつ配信される。全10話。
WOW!Korea提供






