
グラミー賞が、「BTS(防弾少年団)」のボイコット表明後も、「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門の新設を予定通り進める方針を示した。
1日(現地時間)、米芸能メディア「Variety」によると、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーのハーヴェイ・メイソン・ジュニアCEOは声明を発表し、少なくとも2027年のグラミー賞では同部門を維持する考えを明らかにした。
メイソンCEOは「ここ数週間、アカデミーはアジアの音楽コミュニティーのリーダーたちと対話し、意見を聞く時間を設けてきた」と説明。その結果、「アジアン・ポップ」部門の新設を支持する声のほうが多かったとした。
さらに、「この結果がすべての人を満足させるものではないことは理解しているし、喜ばしいことでもない」としながらも、「同時に、これが音楽業界全体にとって正しい決定だと確信している」と説明した。
これに先立ち、グラミー賞はことし6月、韓国、中国、日本などアジア圏の音楽を対象とする「ベスト・アジアン・ポップ・ミュージック・パフォーマンス」部門を新設すると発表した。
しかし、すでにK-POPが世界的な人気を獲得し、音楽界のメインストリームに進出している中、アジアの音楽を別カテゴリーに分けることで、主要部門での存在感や評価を弱めることにつながるのではないかとの指摘も上がった。
こうした反発を受け、グラミー賞側は発表から約2週間後、同部門について見直す可能性を示していたが、今回、当初の構想を進める方針を示した形だ。
一方、「BTS」は2027年2月に開催される第69回グラミー賞に作品をエントリーしないと表明している。
「BTS」はことし7月、Instagramを通じて「僕たちはことし、グラミー賞に出品しないことを決めました」と発表。「音楽が地域や言語によって分けられるのではなく、音楽そのものとして聴かれ、愛されることを願っています。いつも一緒にいてくださるARMY(ファンダム〈熱心なファンのコミュニティ〉名)の皆さんに感謝します」と伝えた。
「BTS」は2019年、グラミー賞で「最優秀R&Bアルバム」部門のプレゼンターを務め、同授賞式と初めて縁を結んだ。翌2020年にはLil Nas X(リル・ナズ・X)との合同ステージに出演し、K-POPアーティストとして初めてグラミー賞のステージに立った。その後、2021年から3年連続で「ベスト・ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス」などの候補に名を連ねたものの、受賞には至らなかった。
「BTS」は2021年の記者会見で、グラミー賞受賞への意欲を示していたが、今回の新部門をめぐっては、音楽を地域や言語で区分することへの考えを明確にし、作品をエントリーしないという決断を下した。
なお、ことし2月に開催された第68回グラミー賞では、世界的なヒットを記録した「KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ」のオリジナル・サウンドトラック収録曲「Golden」が「最優秀映像作品楽曲」を受賞。一方、同じく世界的なヒットとなった「BLACKPINK」ROSEの「APT.」は受賞を逃した。
グラミー賞は1959年から毎年開催されている、世界的に権威のある音楽賞の一つ。一方で、長年にわたり人種やジャンルをめぐる選考のあり方について議論も続いている。
WOW!Korea提供





