ほっこり「インターン」VSドーパミン全開「バイオハザード」…温かさと刺激、両極の快感

今週、韓国の劇場では、まったく異なるテイストの新作2作が観客を迎えている。11年ぶりに舞台を韓国の職場へ移した「インターン」と、人気ゲーム「バイオハザード」を新たに映画化した「バイオハザード」(原題:RESIDENT EVIL)だ。一方は世代を超えた理解と関係性に温もりを添え、もう一方は94分間、恐怖とアクションを息つく暇もなく畳みかける。

チェ・ミンシクXハン・ソヒが新たに紡ぐ「インターン」

16日に公開された「インターン」は、2015年にロバート・デ・ニーロとアン・ハサウェイが主演した同名のハリウッド映画を韓国版としてリメイクした作品だ。ファッション系スタートアップの代表ソヌ(ハン・ソヒ)の会社に、キャリア37年の“シルバーインターン”ギホ(チェ・ミンシク)が入社することから物語が始まる。

見どころは「どれだけ原作に似ているか」よりも、「どれほど韓国らしく変わったか」にある。大筋や温かな情緒には原作の面影が感じられるが、世代間の関係性や職場文化への視点は現代の韓国社会に合わせてアレンジされている。キム・ドヨン監督もまた、異なる「ラベル」を持つ人々がぶつかり合い、理解し合う過程に重心を置いたと語る。

何よりチェ・ミンシクとハン・ソヒの組み合わせが新鮮だ。チェ・ミンシクはロバート・デ・ニーロが演じた洗練された紳士像を踏襲するのではなく、韓国らしい日常感がにじむ“ギホ”を体現。ハン・ソヒもアン・ハサウェイのイメージから距離を置き、自分だけの“ソヌ”像を見せている。原作を知る観客にとっては比較する楽しさが、原作を知らない観客には世代を越えたオフィスドラマとしての魅力が味わえる。

ドーパミンを刺激する「バイオハザード」

17日に公開された「バイオハザード」は、医薬品宅配ドライバーのブライアン(オースティン・エイブラムス)が深夜、ラクーンシティ総合病院へ向かう途中、正体不明の存在と遭遇することから始まるサバイバル劇だ。既存シリーズの物語を引き継ぐというより、独立した世界観の中で原作ゲーム「バイオハザード」の感覚を取り入れている。

本作の魅力は、次々と舞台や雰囲気を変えながら観客を引き込む点にある。一つの場所に長く留まらず、道路や農場、トンネル、路地、下水道などをテンポ良く行き来し、危機の形を次々と変化させる。武器や局面が次第にエスカレートしていくことで、単なる追跡劇ではなく“サバイバルゲーム”のようなリズムを生み出している。

ザック・クレッガー監督は恐怖の強弱を巧みに操る。緊張感を最大限まで高めたかと思えば、思いがけないユーモアで観客にひと息つかせる。そして再び脅威を突きつけテンポをコントロールする。主人公のブライアンも典型的なアクションヒーローではなく、恐怖におびえ、戸惑うごく普通の人物だ。だからこそ観客はより自然に感情移入できる。濃密で強烈なジャンル的快感を求める観客には満足度の高い一本と言えそうだ。

 

WOW!Korea提供

2026.09.19