「BTS」Jiminの大胆なスタイリングを「LAタイムズ」が絶賛…「おじいちゃんの釣りベストを着て登場?」

「誰かのおじいちゃんが着そうな釣りベストのようだ(what looked an awful lot like somebody's grandpa's fishing vest)」

アメリカの有力日刊紙「LAタイムズ」のポップ音楽評論家ミカエル・ウッドが、「BTS(防弾少年団)」Jiminのステージ衣装について残した表現だ。文章だけを見ると、ファッションへの酷評のように聞こえるかもしれないが、その真意は正反対の絶賛だ。

「LAタイムズ」は2日(現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスのSoFiスタジアムで開催された「BTS」の「ARIRANG」ワールドツアー初日の公演をレビューし、Jiminをこの日のステージの核心的なハイライトに挙げた。

金髪のロングヘアに変身したJiminは、メッシュ素材のトップスに独特なベストを合わせ、ラフさと流麗さが共存する絶妙なバランスを作り出した。

同メディアはこれについて、メンバーが数年間続けてきた衣装コンセプトの会議と決まった型から抜け出し、それぞれが着たい服を自由に着る、いわゆる「大人の自由服装時代」に入ったことを示す最も印象的な場面だと評した。

Jiminのステージファッションが世界のメディアから称賛を受けたのは、今回が初めてではない。

6月にはイギリスの「ガーディアン」がロンドンのトッテナム・ホットスパー・スタジアム公演に満点の星5つを付け、「公演が終わる頃には、私にも推しのメンバー(Jimin)ができた」「韓国語を学びたくなった」と感想を述べ、「ビルボード」もJiminのヘアスタイルについて「称賛に値するほど強烈だった」と指摘した。

先立って行われたパリのスタッド・ド・フランス公演では、ディオールのアンバサダーとしてジョナサン・アンダーソンのカスタム衣装を着こなし、「ディオールのミューズのようだ」と好評を得た。また、3月のクァンファムン(光化門)広場でのカムバック公演では、ソン・ジオの韓服を再解釈した衣装で「詩人」をモチーフにした歴代級のビジュアルを披露した。

パリのラグジュアリーな美学から、光化門の韓国的な線、ロサンゼルスのラフな日常アイテムまで、自分ならではの感性で表現したというわけだ。

今回の公演は、単なるカムバックにとどまらず、「BTS」の持続的な文化的影響力を示す機会となった。「LAタイムズ」は「わざわざ別の授賞部門を設ける必要がないほどのワールドクラスのポップアーティスト」と「BTS」を称し、アルバム「ARIRANG」が韓国の伝統民謡の痕跡をポップやヒップホップサウンドに溶け込ませたアイデンティティに注目した。

実際、「Body to Body」のステージの大型スクリーンには韓服を着た女性たちのイメージが流れ、メンバーは曲の合間に韓国語でコミュニケーションを取りながらも、歌は英語で歌う自然な融合を見せた。SUGAが「ロサンゼルス、久しぶりですよね?」と韓国語であいさつしたように、彼らは言語や地域を超え、ありのまま愛される音楽の価値を証明した。

街全体の熱気も熱かった。ロサンゼルス市は9月1日から8日までを「BTSウィーク」に指定し、市庁舎をアルバムのコンセプトカラーである赤色の照明で照らした。また、コリアタウンのザ・ライン・ホテルは、チョソンカルビ、コバウハウス、ヨプトッポッキ、ハルケーキへと続く、メンバーに合わせた「グルメツアー」コースを披露した。

今回の公演は、2021年以来、約5年ぶりに開催されたSoFiスタジアムでの単独公演で、4公演すべてが完売を記録した。

「BTS」はSoFiスタジアムで通算8回の公演(累計観客約49万6,000人)を行い、同スタジアム最多公演記録を更新した。また、北米ツアー全体で12都市31公演を通じて約192万人の観客を動員し、兵役による空白期間を感じさせない圧倒的な地位を改めて確認した。

2026.09.09