デビュー目前で消えた日本人アイドル練習生、韓国警察が追跡…“二重契約”疑惑の行方

日本人アイドル練習生がデビューを目前に突然姿を消し、警察が捜査に乗り出した。

この練習生は、別の事務所と密かに契約を結ぶ「二重契約」により、所属事務所に数千万円規模の損害を与えた疑いも持たれている。

3日、聯合ニュースによると、ソウル・ヨンドゥンポ(永登浦)警察署は、アイドルグループ所属事務所からの告訴を受け、日本人練習生A氏を詐欺容疑で最近出国停止とした。出国停止は外国人に対する出国禁止措置にあたる。

警察と所属事務所によると、A氏は男性6人組グループの一員としてデビューを2か月後に控えていた昨年12月、「信頼関係が崩れた」という言葉だけを残し、突如連絡が取れなくなった。

すでにミュージックビデオの撮影を終え、音源やメンバーの顔も公開されていたが、A氏の行方は分かっていない。グループは最終的にA氏を除いた5人体制でデビューし、現在活動を続けている。

所属事務所が法的対応に踏み切ったのは、A氏が専属契約を結びながらも、すでに別の事務所にも所属していた事実が後に判明したためだ。いわゆる「二重契約」にあたる行為だった。

事務所側は「A氏は以前に契約していた会社でも突然連絡を絶ち、姿を消していたことが確認されている」とし、「韓国の事務所と契約して投資を受けた後、活動開始のタイミングで日本へ逃れる行為を繰り返してきた」と主張している。


事務所が算出した被害額は、約5743万ウォン(約574万円)。トレーニング費用や楽曲・振付制作費、レコーディング費用、ミュージックビデオ撮影費、食費、宿舎賃料などが含まれている。

警察はA氏が現在も韓国国内にいるとみて、所在の特定を進めている。

エンターテインメント業界では、外国人練習生による契約違反の事例は少なくない。特に時間や費用の負担から法的対応を断念するケースも多く、中小事務所を中心に同様の被害が後を絶たないとされる。

WOW!Korea提供

2026.05.03