「ドゥ・チョン・ク 」熱風、観客動員からファン心を狙うグループ「ARrC」まで…芸能界まで広がるマーケティング

「映画を見ると『ドゥ・チョン・ク』がもらえます」

韓国を席巻した「ドゥ・チョン・ク 」(ドバイもちもちクッキー)の熱狂が芸能界にまで広がっている。強い甘さともちもちとした食感が口コミで話題となり、品薄現象も重なって希少性が高まったことで、映画・音楽界を中心に観客やファンの心を引きつけるプロモーション手段としての活用が広がっている。


映画業界によると、映画「上司のしつけ方」(仮題)は先月31日、チケット1枚につき「ドゥ・チョン・ク 」1個を贈呈する上映会イベントを行った。再公開作「今夜、世界からこの恋が消えても」も同じく先月31日から今月1日まで観客に「ドゥ・チョン・ク 」を贈るイベントを用意した。差別化を図った作品もある。映画「シスター」はSNSに鑑賞レビューを投稿した観客に「ドゥ・チョン・ク 」を提供する方式を選択。鑑賞を促すだけでなく、鑑賞後のオンライン拡散もねらった戦略だ。

マルチプレックス映画館も加勢した。ロッテシネマとメガボックスは炭酸飲料・ポップコーンと「ドゥ・チョン・ク 」を組み合わせた「ドゥチョンク セット」を発売し、メガボックスはバレンタインデーシーズンに合わせて20~36歳の会員を対象に「ドゥチョンク 作りクラス」イベントを開催し集客をはかった。業界では「観客の足を引き寄せる第1の仕掛けと口コミを生む第2の仕掛けをともに設計した事例」と評価されている。

「ドゥ・チョン・ク 」の誘因効果は芸能界より先に公共キャンペーン現場で確認された。ソウル東部血液院は先月21日、「ドゥ・チョン・ク 」を献血のお礼の品として提供したイベント初日に、献血実績が約967件と前日(495件)に比べ約2倍に増加したと発表。血液院側は従来の記念品より反応速度が早く、20代から50代まで幅広い年齢層の参加が顕著に増えたと説明した。業界ではこれを「ドゥ・チョン・ク 」が実際の行動変化を促す「検証された誘引策」として機能していると評価している。

音楽界でも同様の動きが見られるグループ「ARrC」は昨年12月に開催されたスペシャルファンサイン会で、手書きのポストカードとともに「ドゥ・チョン・ク 」をファンに先行で贈る「逆プレゼント」で話題を呼んだ。公式グッズの代わりに流行アイテムを選択し、ファンの認証とオンライン拡散を自然に引き出したと分析される。

芸能界関係者は「最近はポスターや割引よりも『今一番ホットなもの』を渡す方法がはるかに即効性のある反応を生む」と話し、「ドゥチョンク は単なる贈呈品を超え、高い注目度と話題性を背景にファンや観客の行動を実際に動かすアイテムだ」と語った。さらに「オンライン拡散力も持つため、当分の間芸能界全体で様々なプロモーションに活用される可能性が高い」と付け加えた。

 

WOW!Korea提供

2026.02.04